年収1500万円に釣られて…“薄毛の39歳男性”との出会いで「3年も棒に振った」32歳女性の後悔
結婚相談所のお見合いは実施しないと罰金が発生する
「回答期限ぎりぎりの回答だと、相手からの印象が悪いと言われていたので、気になる人はいたものの申込ができなかったんです」
貴之さんから希望日がなかなか送られてこず、やっと提案してきたのは平日の20時からでした。
「職場にお見合いのようにオシャレしていくわけにいかないので平日のお見合いは気がすすまなかったのですが、オンラインお見合いを提案したけれど断られてしまって。年収が高いし忙しい人なのだろうから仕方がないのかなと思って、受けることをしたんです」
真由美さんはこのやりとりの時点で、もう相手への気持ちはなくなっていました。お見合いしたくなかったそうですが、彼女の登録している結婚相談所ではお見合いの取り消しは罰金が発生します。結婚相談所からも「お見合いをキャンセルすると相手側の結婚相談所の印象も悪くなるので、会ってからお断りしましょう」と提案されました。
お見合い前々日に日程変更
その後、結婚相談所のシステムにログインする気になれず、結婚相談所を休会してしまいました。
年収が高い男性は、仕事に情熱的でこだわりが強いぶん、ちょっと“クセ強め”なタイプも少なくありません。しかも、条件が良ければ結婚できずに婚活が長引くこと自体がレア。結婚の意思があり好条件なのにアラフォーでずっと独身となると、何かしら「理由」がある可能性も否定できません。
貴之さんは高確率で、スペックが高いのに結婚できなかった“難あり男性”なのではないでしょうか。ただし彼は人気があるので、自分が女性を選べるつもりでいるでしょう。
他に申込がきていた年収300~600万ぐらいの男性の中から選んでいれば、ここまで失礼な男性に当たる確率は低かったのではないでしょうか。
「自分が普通なんだから、普通の人と会っていればよかったですよね。もう20代じゃないし、次は欲張らないようにします」と真由美さんは振り返ります。
友達の紹介や同僚だったら、デートの日を直前で変更したり、初対面で失礼なことを言ったりするケースはほとんどありません。これまで会話したことがない出会いほど、失礼な人にも会う可能性もあるのです。
真由美さんが次は心が折れず、結婚するまで婚活をやり遂げられることを祈ります。
※個人が特定されないよう一部脚色してあります。
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<取材・文/菊乃>菊乃
恋愛・婚活コンサルタント、コラムニスト。29歳まで手抜きと個性を取り違えていたダメ女。低レベルからの女磨き、婚活を綴ったブログが「分かりやすい」と人気になり独立。ご相談にくる方の約4割は一度も交際経験がない女性。著書「あなたの『そこ』がもったいない。」他4冊。Twitter:@koakumamt


