
画像:株式会社ディーエイチシー プレスリリースより(PRTIMES)
また、内田有紀さんは近年、その若々しい美しさがたびたび話題となっており、2025年春に放送された『続・続・最後から二番目の恋』(フジテレビ)では、2012年の『最後から二番目の恋』放送当時と変わらない可愛らしさが大評判でした。このようなタイミングでの「内田有紀の妹」公表が「売名だ」と批判されてしまうのは仕方ないのかもしれません。
同じジャンルで家族がすでに成功している場合、どうしても比較されやすくなります。澪奈さんは現在、タレントやラジオパーソナリティとして活動されていますが、ドラマや映画で女優業を目指しているわけではないのかもしれません。
しかし、今回の「ミスFLASH2026」選考オーディションはグラビアアイドルオーディション。これがアスリートや物書き、物作りなどの世界であれば内田有紀の妹だと公表しても批判の声も出なかったでしょう。
グラドルオーディションは体型や顔などのビジュアルが重視される競争であるため、40~50代の女優たちの中でもトップクラスのビジュアルを誇る内田有紀さんと比較してしまう人が続出したのも今回の批判の原因でした。このように澪奈さんは、芸能界で成功している家族をもつ人が抱えがちな、さまざまな厳しい視線や批判の条件を背負ってしまったとも言えるのです。
一方で澪奈さんに対する同情の声もあります。内田さんは10代で芸能界デビューし、連続ドラマ初主演は1994年の『時をかける少女』(フジテレビ)でした。澪奈さんは物心ついた時から芸能界で活躍する姉の姿を目の当たりにしていたはずです。画面越しに見るキラキラした姉の姿を見て、その世界に憧れを抱くのは自然なことでしょう。
「姉が内田有紀」という立場は、どんな女性でもビジュアルを比較されて苦悩するのではないでしょうか。「姉が異次元なくらい美しすぎるというのも一般人には理解できない複雑な気持ちがあると思う」「似てないのは本人のせいではないし、批判もおかしい」という擁護する声も少なくありません。
ビジュアルを武器にするジャンルではなく、別のフィールドで活動していればここまで叩かれることもなかったかもしれません。ですが、現在の状況は非常に厳しいものと言えるでしょう。それでも、内田有紀さんと絶対に比較される芸能界に挑む澪奈さんの姿は、多くの人に応援されるべきものではないでしょうか。

画像:株式会社 U-NEXT プレスリリースより(PRTIMES)
近年、“きょうだい”が有名なタレントでも、例えばこっちのけんとさんのように考え方や生い立ちが注目され、作品が評価されることで成功した例も増えています。同じく「可愛すぎる姉妹」を持つ境遇でも、有村藍里さんのように美容整形を公表し、自分磨きに励みつつ、コラムやプロデュース活動など多方面で活躍し、世間の批判を乗り越えた例もあります。
現状では批判の多い澪奈さんですが、これからは実力で周囲や世間を納得させるしかありません。有名姉妹の“妹”というレッテルに負けることなく、個人としての魅力や才能を示すことで、逆風を跳ね返すような活躍を見せてほしいものです。
<文/エタノール純子>