「モラハラ健太といる時はいつもビクビクしていたけど、真輔さんとは初対面なのにこんな風に身を委ねて楽な気持ちでいられるなんてと驚いてしまって」
美鈴さんはしばらく忘れていた、普通のカップルなら当たり前のような安心感をやっと思い出すことができました。

「しばらく寝そべりながら真輔さんと話しているうちに、
すっかりリラックスしたおかげで、体調もみるみる回復していきました」
せっかくだからと、そのまま2人は一緒にカラオケを楽しみました。
「具合が悪くなったことをきっかけに、前付き合っていたのがモラハラ男だったことも話せました。真輔さんが全てを受け止めてくれるようなおおらかな態度で接してくれたことで、自然と気を許すことができたんです」
やがて、2人はお付き合いをすることになりました。
「紹介してくれた奈緒も、とても喜んでいました。嬉しかったですね。今でもたまにカラオケデートをするのですが、真輔はその度に飲み物やブランケットを用意してくれるんですよ」と微笑む美鈴さんなのでした。
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<文・イラスト/鈴木詩子>
鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:
@skippop