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病気で元気がないおじいちゃんに小6の孫が贈った「日めくりカレンダー」が沁みる…。お母さんに話を聞いた

母親から見た特にお気に入りの言葉は……

――娘さんが日めくりカレンダーを作っていたとき、ri_ririyさんは娘さんがどんな言葉を綴っていたかは知っていましたか? ri_ririy:いえ、中身はまったく見ていませんでした。たぶん、部屋でコツコツ作っていたのだと思います。だから、実家(おじいちゃんの家)に行ったときに飾ってある日めくりカレンダーを見て、そこでその日の言葉を読んでいたぐらいでした。  その後、祖父が亡くなり、それからは祖母が日めくりカレンダー使っていたのですが、最近になって娘がもらって帰ってきたので、わが家で飾るようになりました。改めてそこで日めくりカレンダーを見て「なかなか、いいことが書いてるあるなあ」と、私も夫も知りました(笑)。 ――ママの目から見て、特にどの言葉がお気に入りですか? ri_ririy:「いつも通ってる道とはちがう道を歩いてみる。いつも考えていることとは違うことを考えてみる」というのが私は好きです。 「いつも通ってる道とはちがう道を歩いてみる。いつも考えていることとは違うことを考えてみる」――これは娘さんが自作した言葉ですね! 病気のおじいちゃんにも沁みる言葉ですし、普通の人にも教訓になるような言葉だと思います。とても、小学生の頃に書いたとは思えない深い言葉ですが……(笑)。 ri_ririy:娘は昔から絵を描いたり、字を書いたり、いつもノートになにかを書き込んでいる子でした。だから、日めくりカレンダーのようなものを手作りするのは好きだったのだと思います。 ――文章だけでなく、きめ細かく絵も描いていらっしゃいますね。
真っ暗闇を切り裂く夜明けの日差し

真っ暗闇を切り裂く夜明けの日差し

ri_ririy:
はい(笑)。

「欲しい」の声多数の日めくりカレンダーが商品化される可能性

――今、娘さんは何歳になりましたか? ri_ririy:今年4月から娘は大学2年生になりました。 ――Threadsでは、大学生になった今の娘さんが綴った言葉も投稿されていますね。 ri_ririy:小学生時代に作った日めくりカレンダーがわりと好評だったので、Threadsで見てくれている人に向けてスケッチブックに書き込んだ言葉と絵を新たに投稿しています。今投稿しているのは名言集からピックアップしたものではなく、すべて彼女自身が考えた言葉ばかりです。 娘さん自作の言葉――大学生になった娘さんも、いい言葉をたくさん綴っていますね。「正解の道を選ぶんじゃなくて選んだ道を正解にしたい」など、やはり前向きに生きるための言葉が多い印象です。母親から見て娘さんはどんな女性でしょうか? ri_ririy:常に何か目標を持ち、それに向かって努力する子です。性格はすごく天真爛漫で明るいのですが、それでいて自分に厳しいというか。なんというか、すごく正しい子です。
成長し、大学2年生になった娘さん

成長し、大学2年生になった娘さん

――小学生時代に作った日めくりカレンダーを見た人たちから「このカレンダー、欲しい!」というリアクションが続々と寄せられています。その可能性はあるでしょうか? ri_ririy:本当は作ってみたいのですが、自費出版ってすごくお金がかかりますよね? だから、ネットでオーダーできる印刷会社さんを見て調べたりしています。 =====  祖父のためにつくった「一輪の花さえも一生懸命に生きている。誰にも見られなくても」「たまには空を見上げてみてよ。朝焼けも夕焼けも夜空ももう一度確かめてみて」という言葉たちが、今も多くの人の心に届いているという事実。若干12歳(当時)とは思えない、成熟した感性に驚きました。  フォロワーの人たちの「欲しい!」という反応にも同感です。この日めくりカレンダー、たしかにわが家で飾ってみたいかも……! <取材・文/寺西ジャジューカ>
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