真由美さんは婚活についてこう語ります。
「結婚したいとはっきり思わない状態で婚活したら、相手に悪いと思っていました。新型コロナが流行っていた時は、不要不急な外出や濃厚接触はいけないからと、友達と食事したりもしなかったんです。
でも気が付いたら友達がパタパタと結婚していって、みんな当時も普通にマッチングアプリとかやっていたんです」

“結婚願望がないと相手に悪い”と、真由美さんは告白されたことすらないのに、相手を選べるつもりでいたのです。彼女に限ったことではありませんが、恋愛経験が乏しい方は自分の立ち位置を正しく把握できず、このように心配のポイントがズレていることが多いです。
いろんな不安を乗り越え、重い腰を上げてマッチングアプリに登録した真由美さん。でも、知らない人に自分の情報をさらすのも嫌だし、国際ロマンス詐欺のニュースも聞いて不安だし、知らない人の中からどうやって選んだらいいかもわからない。
ただただ不安で、誰ともマッチングせずにマッチングアプリは削除。そして結婚相談所に登録しました。
ところが、真由美さんいわく「
婚活しても普通の男性にすら会えない。高望みしているわけじゃないのに、常識がない人にばかり遭遇して疲れる」というのです。結婚相談所の人に相談してもレスポンスが遅く、アドバイスも「もう少し希望条件を広げては」と言われるだけでした。
もう結婚は諦めて婚活をやめるべきなのか、どこか見直す点があるのか、困り果てて筆者のところへご相談にやってきました。