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なんとか結婚したくて…“癒し系の女”を演じ続けた38歳女性の「悲しい結末」。彼氏の理想に寄せたはずが

 恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。700万円の費用を投じた10年間の婚活で、600人以上の男性とデートを重ねた末に結婚しました。“本気の婚活経験”を活かし、年間1000人以上の男女の恋愛サポートを行ってきた筆者が、婚活に「リアルに役立つ情報」をお伝えします。  婚活中の女性の中には、早く結婚したい焦りから「この人を絶対に逃したくない」と執着してしまい、相手の理想や好みに必要以上に合わせてしまう女性がいます。しかし、相手の理想に合わせすぎて自分を偽って疲弊し、かえって結婚を遠ざけてしまう場合もあります。

自分を偽り、料理上手で癒し系の理想像に寄せた

悩む女性

画像はイメージです(以下同)

 茜さん(仮名・38歳/会社員)は、マッチングアプリで知り合った悠二さん(仮名・34歳/会社員)と半年ほど付き合っています。 「私は38歳なので、今すぐにでも結婚して子どもが欲しいんです。だから、なんとか彼に結婚したいと思ってもらえるように、頑張っています。でも彼はもともと恋愛経験が少なくて、男兄弟で育ったせいなのか女性に対して理想があるみたいで……」  茜さんによると悠二さんの理想の女性像は、疲れている時に癒してくれて、毎日美味しいご飯を作ってくれる人だそうです。年上の女性がタイプだそうですが、年上の女性なら自分のことを包み込んでくれるという妄想に近い理想像があるようでした。

本当の自分を偽り続けて、疲れている自分がいる

「彼とは一緒にいて楽しいし、将来の話もするんです。でも私は、料理は嫌いではないけれどほとんどしないし、癒し系の性格でもありません。末っ子なので、どちらかというと甘えたい方なのに、彼の理想に合わせるために無理をしている感覚があって……。やっと出会った男性だし、逃したくない。けど、何か違うのではないかという思いがあって、このまま一緒にいるべきなのか悩んでいます」  茜さんは、結婚したい思いが強いゆえに、いわゆる「癒される女性」「料理ができる女性」でいようと頑張っています。ただ、本当の自分を偽っているため、疲れている自分がいるのも自覚しています。
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何十年も猫をかぶって、一緒に生きていけるのか
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