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なんとか結婚したくて…“癒し系の女”を演じ続けた38歳女性の「悲しい結末」。彼氏の理想に寄せたはずが

何十年も猫をかぶって、一緒に生きていけるのか

 婚活中の女性の中には、茜さんのようにすぐにでも結婚したいという焦りから、自分のことを偽り、相手に合わせて疲弊している人も少なくありません。「やっと出会えたから……」という気持ちはとてもよく分かります。でも、合わない相手に合わせることで得られる結婚で、幸せになれるかどうかは考えものです。 結婚式「私はこの人の理想に、これからも合わせて生きられるだろうか?」「素の自分を出しても、彼は私を選んでくれるだろうか?」と考えた時に、どんな答えが出てくるでしょうか。  茜さんの場合は、私に相談してくる時点できっと答えはわかっている様子でした。すでに悠二さんに対しての「好き」より、このまま自分を偽っていくことへの「違和感」が勝っているように見えたからです。 「選ばれたい」一心で自分を偽ったとしても、今後何十年にもわたって猫をかぶって一緒に過ごすのは現実的ではありません。もしそれでもいいという覚悟があるのであれば、自分を変える覚悟を持って結婚するのもよいでしょう。  そこまでの覚悟を持てないのであれば、お互いが納得のいく形で今後について話し合う必要があります。

自分を偽ることで結婚を遠ざけているかも

 茜さんには、まずは彼に本当の自分がどういう人なのか話してみて、今の自分は無理している状態であることを伝えてみてはどうかと話しました。腹を割って話し合うことで、悠二さんが理解を示してくれる可能性もあります。  そして、たとえ別れることになったとしても、諦めがつくように最後はしっかり話し合い、後悔がないように進めてほしいです。諦めがつけば、次の人を探すモードに入れますが、悠二さんに対して後悔が残ると次の恋愛に響いてしまいます。 話し合う男女 婚活においては、誰かの理想を演じてしまうと自分が苦しくなります。相手に寄り添うのは大事ですが、自分を偽る関係は結局は結婚を遠ざけてしまっているかもしれません。もし茜さんのように彼との関係に違和感を覚えているなら、一度立ち止まってどうしたいか自分に問いかけてみてはいかがでしょうか。 ※個人が特定されないよう一部脚色してあります。 【関連記事】⇒婚活で「民度が低い人にしか出会えない」34歳女性の悲劇。写真を見て一発で分かった“致命的な問題”は 【関連記事】⇒「ファーストクラスの客室乗務員」が、乗客との会話の“あとで”やっていることは。会話の苦手な人こそ真似したい <文/田中亜依> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
田中亜依
恋愛・婚活コンサルタント、デートコーチ。婚活歴10年、婚活に700万円を投資。マッチングアプリ、結婚相談所、合コンで600人以上の男性と出会い結婚。この経験を生かし、国内最大手結婚相談所にて「また会いたくなるデート方法」などのセミナー講師として活動。Twitter:@date_coach_ai/Instagram:@ai_tanaka1019
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