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「どこかで見たことある…」平成の裁縫箱でおなじみ“黒いドラゴン”、令和にTシャツが即完売するほど人気のわけ

「懐かしい」大人たちが盛り上げてくれる喜び

――ネット、リアルを問わず、大人が「家庭科のドラゴン」で大盛り上がりすることについての感想をお聞かせください。 川中:うれしいですね。盛り上がりをSNS等で目にするたびに、「営業として、もっと自分にできることはあるんじゃないか」と思うので、皆さんの反応は自分を動かすエネルギーになっています。 ――あれほどまでに盛り上がる要因は何だと思いますか? 川中:やっぱり「懐かしい」「印象深い思い出の象徴」ということだと思います。男女共通の話題ということと、裁縫箱を選ぶ年代特有の「背伸びしがち」な過去を振り返ってイジったり、自虐したりすることで盛り上がれるのだと思います。そんなところがXとの相性がよく、たびたび話題に上がり、楽しんでいただけているのではないでしょうか。

ドデカミンとのエモいコラボも話題

――7月15日にコラボレーション製品「ぼくの考えた最強のドデカミン」が発売されました。
担当者の熱いメッセージはXでも話題に

担当者の熱いメッセージはXでも話題に

川中:
「家庭科のドラゴン」のファンだというアサヒ飲料さまのご担当者の熱い思いを具現化する形で、コラボレーションが実現しました。元気成分が強化されていることが特徴で、当社とのコラボレーションによって、かつての男児の心をよりくすぐるエモい仕様になっています。 おかげさまで小売店の評判も良く、当社の社員も喜んでいます。Xの投稿を見ていると、「家庭科のドラゴン」の設定を初めて知った人も多くいらっしゃったようです。コラボそのものとは違うところで盛り上がっているのが分かり、改めてたくさんの方に興味関心を持っていただけたのでよかったと思っています。 ――「家庭科のドラゴン」の呼称で定着しているのはOKなんですね。 川中:全然ありですね。「家庭科のドラゴン」で多くの人が共通のイメージを浮かべられるので、いいと思っています。それに、ドデカミンとのコラボレーションでわかったように、初めて設定を知った人が、そこでまた家庭科のドラゴンの世界観を楽しんでいただけると考えています。
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“意外な企業”とのコラボTシャツは即売り切れ
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