――逗子のほかに八ヶ岳にもご自宅をお持ちですが、どのように使い分けていらっしゃいますか?
折原:八ヶ岳の家は、逗子の家を建ててから2年後くらいに建てました。もともとは、友人の別荘に遊びに行ったことがきっかけなんです。その場所がとても素敵で、「海と山の両方に住めたら最高だな」と思って、八ヶ岳にも拠点を持つことにしました。
夏は涼しいので、避暑も兼ねて八ヶ岳で過ごすことも多いです。秋の紅葉シーズンは、のんびり景色をみながら長めに滞在しています。焚き火がとても好きなので、冬は、焚き火をしたり、薪ストーブであたたまるのも楽しみです。カントリーな気分を味わいたい時にも訪れていますね。
――なんて素敵な生活なんでしょう。
折原:八ヶ岳でも、犬がきっかけで知り合った方たちと仲良くなって、今では、行けば向こうの友達と過ごせるような関係ができています。
八ヶ岳に友達を連れて行くと、みんな一様に「ここ、すごくいいね!」って気に入ってくれるんですよ。実際に、そのまま近くに土地を買った友達も何人もいて(笑)、もう私、八ヶ岳で7軒くらい知り合いに土地を紹介してるんです。仲介手数料なしの不動産屋さんみたいになっています。
――日々の生活の中で、困ることやストレスを感じることはありますか?
折原:もともとストレスをためこみにくい性格なんです。それに、マイペースに生活していることもあって、あまりストレスを感じることがないですね。私の口癖は「ま、いっか」で、失敗したりうまくいかないことがあっても、「ま、いっか」で済ませちゃうのも大きいと思います。悩み始める前に「ま、いっか」で気持ちが切り替わるので、結果的にストレスがたまらないんだと思います。
――心が軽くなる言葉ですね。
折原:もちろん、「ま、いっか」で済ませてはいけないこともありますよ。人に迷惑をかけたときは、ちゃんと向き合って対処しています。でも、自分にしか影響がないことなら「ま、いっか」で済ませることがほとんどですね。そうやって気持ちを切り替えると、楽に生きられる気がします。
――意識的に「ま、いっか」を使われているのでしょうか?
折原:意識しなくても、自然といつも言っていますね。みなさんにも、ぜひ言ってみてほしいです。ま、いっかと思っていなくても、とりあえず口に出してみるんです。そうすると、「ああ、本当に『まあ、いいか』って思えてきたな」と感じることがあるんですよ。効果があるのでおすすめですー!