
ノリだけで注文
次に「おつまみビーフン」をレポート。正直なところ、ビーフンは特に好きではない。自分の中での「好きな麺類ランキング」のトップ10に一度も入ったことはない。居酒屋などでもあまり見かけないため、せっかくなので注文してみた。

弾力が結構ある
食べてみると、弾力がしっかりある。ビーフンは歯切れが良いイメージだったが、噛み応えを楽しめる仕上がり。味もしつこくなくサッパリしている。ほどよく油の風味があり、どのお酒にも合いそうだ。
中盤は若干味に飽きを覚えたが、卓上にあるラー油を垂らして味変すると、また違った顔を見せてくれて最後まで堪能できた。「好きな麺類ランキング」に大きな変化が起きるかもしれない。
そして「北京ダック(3枚)」。「おつまみビーフン」とは異なり、「北京ダック(3枚)」は即決だった。なぜなら北京ダックだからだ。

北京ダックを注文しないという選択肢はない
パオピン(薄餅)がせいろに入っており、アツアツの状態で食べられる。パオピンに肉をセットした後、いかんせん久しぶりに北京ダックを食べるため、ネギやキュウリの“適量”がわからず困惑した。

野菜はどれくらい乗せるものなの?
巻いた後、和食では味わえない独特の甘辛さがクセになる甘味噌につけて食べる。アヒルはカモの一種に分類されるが、カモ同様にジューシーさはなくサッパリした味。肉を肉で例えることに若干の抵抗はあるが、チャーシューのような肉厚さがあり、食感が良い。
ネギやキュウリも青臭さはなく、野菜が嫌いな人でも問題なく食べられる。とはいえ、肉も野菜も味がスッキリしており、どうしても甘味噌の味ばかりが口の中に広がる。コッテリとジューシーが入り混じるガツンとした味を勝手に予想していただけに、少々物足りなさを覚えつつも「北京ダックを食べている」という高揚感はとても心地良かった。