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『24時間テレビ』LDH俳優の生制作アートが計850万円で落札。徹夜の制作で込めた想いとは

左手から始まった一握りの感動が広がる

 岩田本人は常に動き続けるモットーを回遊魚にたとえて「マグローマン・スタイル」と形容しているが、本番組企画は固有のスタイルをフル稼働で実証するロングランに他ならない。徹夜でのポップなリアルタイムアートはどのように完成したのか? 『24時間テレビ48』のために岩田が制作したのは2作品。一枚はダックスフンドをモチーフに自分の好きなものを描き込んだ。リアルタイムで仕上げたもう一枚は恐竜。「三代目のメンバーの幸せ」を中身いっぱい詰め込んだ。  31日放送の昼から夕方にかけて開催したチャリティーオークションに出品され、それぞれ420万円と430万円の高値で落札された。  100万円台から一気に値段が上がる中、清々しい興奮の表情で岩田が「うわぁ」と感嘆の吐息をもらしていた。  オークション放送の合間には「全日本仮装大賞 24時間テレビチャリティースペシャル」が開催され、岩田も参加。「岩田 剛典(36歳・愛知県)」と画面上に表示されたのにはさすがに笑ってしまう。  他の出品作を含めた5作品をパネルにはめ込んだアート企画クライマックスでは、かけつけた三代目J SOUL BROTHERSによる、国民的名曲カバー。  岩田もマイクを手に声を重ね、後景の恐竜絵画の中央下に描かれた「DREAM」の一文字がさりげなく、誇らしげ。  幕開けではマイクを手にした左手から始まり、色筆を持つ右手に持ち変え、そこからさらに再度マイクを握る左手へ。一握りの感動が強く、強く広がる。 <文/加賀谷健>
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完成した作品
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