また、『アメトーーク』(テレビ朝日系)での東野幸治さんにオモチャにされているような絡みも秀逸で、見ていて爽快感をおぼえるほど。
佐久間氏も9月に放映された『人間研究所』(日本テレビ系)にて、西野さんについて「あれはね、“何をやっても怒られない”キングコングの西野(亮廣)っていう人がいるの。数年かけて、世のヘイトを全部集めてくれるから。無敵なの」と言うほど、
嫌われキャラとして信頼を置いていることがわかります。
西野氏本人もYouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』にて
「お笑いのお仕事もやらせていただく状況を作っていただいた」と佐久間氏に感謝する通り、自ら嫌われ者を自覚し、いじられも正面から受けて立っているような状況です。
近ごろ、様々な番組において出演者同士の軽いノリのいじり・いじられがSNS上で賛否を呼ぶことがあります。
いじりというのは毒薬で、簡単にその場で笑いが生まれますが、一歩間違えれば「いじめ」「パワハラ」などと呼ばれかねない。昨今の風潮では、後者で炎上する割合が増えてきています。
しかし、佐久間氏が言うようになぜか
西野さんのいじりだけは別格として扱われています。まさに時代から治外法権をうけているような状態です。
彼へのいじりが世間から許される理由は主に3つあります。ひとつは「誰もが認める嫌われ者」であること、ふたつめは「相手との関係性」が見えること、みっつめは「世間的な成功者」であること。
ひとつめの「誰もが認める嫌われ者」かどうかは、前述したとおりで説明不要でしょう。