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ヒカル&進撃のノア“浮気OK婚”に賛否。本当に実践した夫婦が語る「意外な結末」とは

夫婦間の関係が最優先、という確認ができているか

 本来、オープンマリッジを宣言するには、お互いの性的嗜好はもちろん、嫉妬や独占欲についてどう考えるのか、どちらかがやめたくなったらどうするのかまで議論が尽くされなければならないはずである。そして大事なのは、常に「夫婦間の関係が」最優先であるという確認ができているかどうかだ。通常の夫婦関係より、愛情を詳細に深く考えなければ、こうしたことは実践できない。 「うちはオープンマリッジです」と声高には言わないが、実践している夫婦は少なくない。筆者はそういう夫婦を取材してきたが、夫婦10組いればルールは10通りあるといってもいいだろう。
結婚指輪

写真はイメージです(以下同じ)

 ある夫婦を例にとる。夫、あるいは妻が、外に好きな人ができたとする。デートをするようになる。関係をもつ。その事実をパートナーに伝えるかどうか、どこまで詳細に話すのか。これも取り決めのひとつとして重要だ。  その夫婦の場合「夫は妻の婚外恋愛に興味があり、誰とどういうデートをするのか詳細に聞きたがる」のだという。妻の恋愛相手が嫌がらなければ、自分に紹介してほしいとまで言っていた。妻が失恋したときは、夫が寝ずに慰めたそうだ。  一方で、その妻は「夫の恋」についての詳細は聞きたがらなかった。嫉妬するのが怖いわけではなく、「忙しいから聞くのがめんどうなだけで、嫉妬は愛情の証であり、夫婦のスパイスだからデートする相手がいるというだけ聞ければいい」とのことだった。

夫の浮気で泣きわめき、1年がかりで話し合った結果

 こんな例もある。その夫婦がオープンマリッジに至ったのは、夫の浮気がきっかけだった。 「浮気がわかって私はさんざん泣いたりわめいたりした。夫は自分がいちばん愛しているのはきみなのに、どうして泣くのかと言ったんです。そこからふたりで夫婦とは何かを話し合った。もう子どもたちも高校生と中学生になっていて、これからは夫婦主体で生きていこう、もっと愛し合うためにどうしたらいいかを1年がかりで話しました」と妻は言う。その結果、オープンマリッジにたどり着いた。 夫婦の話し合い その言葉を知らなかったので、「お互いに浮気OKという関係になろう」と決めた。浮気が本気になる可能性もあるが、そのときはしかたがない、子どもたちが成人するのを待って離婚もやむなしということになった。
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嫉妬することでリフレッシュ、夫婦の関係に変化が
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