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“着ると疲労回復する服”って?ワークマンは衝撃の1900円でめちゃ売れ、格安リカバリーウェアを試してみた

最近、TVCMなどでよく見るリカバリーウェア。着ると疲労回復するというのですが、どんな仕組みなのでしょうか?
ワークマンのMEDIHEAL® レディース

ワークマンのMEDIHEAL® レディース

上下セットで2万~5万円という価格帯に躊躇していたところ、激安のリカバリーウェアが出始めています! ワークマンの「MEDIHEAL®(メディヒール)」は上下それぞれ税込1900円(一部例外もあり)で、9月の発売スタート直後からめちゃ売れしているそうです。 そこで、ワークマン、カインズ、ReD(レッド)から出ている低価格のリカバリーウェアに注目してみました。

「リカバリーウェアで疲労回復」の仕組みとは?

まず、リカバリーウェアで疲労回復するというのは、どんな仕組みなのでしょうか。 目には見えませんが、人のカラダからは遠赤外線が出ています。赤外線カメラで人を映すと光って見えるのは、カラダから出ている遠赤外線を捉えているからだそうです。遠赤外線は何かにぶつかるとその物質を震わせて、熱を発生させます。 リカバリーウェアとは、血流を改善し疲労や筋肉の凝りを改善する衣類のこと。セラミックなどの鉱石が練り込まれた繊維の衣類を着ると、肌から放出された遠赤外線を鉱石が輻射(ふくしゃ)して、体をじんわりと温め、血流を改善する効果があります。毛細血管は、体の隅々まで酸素や栄養を届け、溜まった老廃物を回収する役割を担っているので、血流の改善は疲労や筋肉の凝りの改善につながるのです。 2022年の法律改正で、リカバリーウェア(家庭用遠赤外線血行促進用衣)は一般医療機器への認定が始まりました。 筆者がワークマンの展示会で、鉱石が練り込まれた生地を腕にかけたところ、1分程でゾンビ化していた指の毛細血管に血液が流れ始めるようすが、電子顕微鏡で見てとれました。
リカバリーウェア

筆者の左手薬指を特殊なカメラで見たところ。全体にもやもやと緑色に映っているのが老廃物

ワークマンのパジャマレギンスを試してみた

ワークマンのMEDIHEAL®ウォームトレーナーとウォームスウェットパンツ

ワークマンのMEDIHEAL®ウォームトレーナーウォームスウェットパンツ(各税込1900円、ともに一般医療機器)は武井壮さんのポスターが目印です。トレーナーやスウェットパンツという商品名ですが、伸縮性のある薄手のフリース素材という感じでした。今年9月にローンチされたアプリから、店舗の在庫確認と取置きが可能です。 今回は、さらにお安いワークマンのMEDIHEAL®パジャマレギンス(税込1500円、一般医療機器ではない)で本当に疲れが取れるのか、試してみました。
ワークマンのMEDIHEAL®パジャマレギンス

ワークマンのMEDIHEAL®パジャマレギンス

肌触りはもこもこ。股上は深めに取ってあり、お腹はすっぽり。膝から太ももにかけて着圧になっているのですが、苦しくない履き心地です。カラー表記はパープルですがチャコールグレーのような深い色でした。 何日か連続で着て寝てみたのですが、疲れが取れたような? いつもと変わらないような? 朝起きたときにはっきりと効果を感じることができませんでした。 でも、夜に洗濯をしてリカバリーウェアを着ないで寝た日に、その違いを実感しました。夜中2時半頃に目が覚めてしまったのです。リカバリーウェアを着ていた間は、中途覚醒なしで朝まで寝られていたことに気が付きました。 「たまたまかもしれない」と思い調べてみたら、血行促進作用をもつ特殊繊維を用いた寝衣を着ることで睡眠時間とノンレム睡眠が増加したという実験結果が出ているそうです。実験でも中途覚醒時間の減少が確認されています(※)。 ※株式会社MTG、大阪大学微生物病研究所、医療法人RESM、名古屋市立大学薬学研究科による共同研究「血行促進作用をもつ特殊繊維を用いた寝衣による睡眠への影響について」より
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カインズ、ReDからも手頃な価格のものが
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