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友人や同僚からの「気が乗らない誘い」大人の“スマートな断り方”とは? ファーストクラスCAはこう言う

 恋愛・婚活コンサルタントの田中亜依です。10年間の婚活で600人以上とデートを重ねた経験を活かし、現在は年間1000人以上の恋愛相談に向き合っています。 「友人や同僚からの誘いを断りたい」「言いにくいことを指摘しなくてはいけない」という場面、意外と多いものですよね。ストレートに伝えることもできますが、できれば角を立てたくない、相手を傷つけたくないと思うからこそ、私たちは悩むのです。そんな大人の“困った”解決のヒントを、客室乗務員として国際線のファーストクラスを担当していたホスピタリティ分野のプロに聞いてみましょう。
客室乗務員

画像はイメージです(以下同)

 桜さん(仮名・38歳)は客室乗務員として国際線のファーストクラスを担当した後、指導員として活躍している女性です。見た目は華やかで高嶺の花のようですが、とても気さくで同性からも好かれるかわいらしい方です。  そんな桜さんが語る、CAならではの「やんわりスマートに断るスキル」とは?

「気が進まないお誘い」大人はどう断るべき?

田中亜依(以下、田中):「気が進まない人から食事に誘われたとき、断れない」という話をよく聞きます。“気の進まないお誘い”は恋愛に限らず、職場や親族、友人関係などさまざまな場面でありますよね。こういう時はどうしたらいいでしょうか? 桜さん(以下、桜):そういう場合は、自分の事情を理由にしてやんわり断るのが一番です。実はCAの仕事でも同じような場面がよくあるんです。  ファーストやビジネスクラスを担当していると、お客様から「食事に行こうよ」と誘われることがよくありました。でも仕事中に応じるわけにはいきません。そこで私は「ありがとうございます。でも、この後は次のフライトの準備があって……」と言ったり「仕事柄、体調管理を優先しないといけなくて」と答えたりしていました。  こうやって、相手を否定せず、断る理由を「自分の都合」にすることで、お断りしても角が立たなくなります。

「断ったら嫌われるのでは」と不安になる人へ

田中:たしかに、自分の事情を理由にすると角が立たなさそうですね。ただ、「今回の誘いは気が乗らないけれど、断ったら二度と誘ってもらえないのでは」と不安に思う人も多いのです。 桜:その気持ちはわかります。だからこそ「嫌だから行かない」ではなく、「都合がつかないだけ」と伝えることで、相手は納得してくれますよ。私も実際に断った後に「丁寧に対応してくれてありがとう」と言われることが多かったです。  お誘いを断る際にも、きっぱり拒絶するよりも「今回は難しいけれど、別の日なら」「夜は予定があるので、ランチなら」など、条件を添えると良いですよ。  そうすれば「嫌だから断っている」と誤解されにくいし、自分のペースを大切にしている人だと伝わります。そして、柔らかく伝えれば、誠実な印象を残せると思います。相手を尊重しつつ、自分を大事にしている印象を持たれることは大切ですから。 断る田中:逆にもう誘ってほしくない、きっぱり断りたいとき、例えば婚活の場面なら「今回はご縁がなかったということで……ごめんなさい」や「結婚後の生活がまだ想像できず、これ以上進めることが〇〇さんに申し訳ないと感じています」のように説明の言葉を添えて、はっきり気持ちを伝えるといいですね。  婚活の場合は曖昧にすると相手に期待を持たせてしまうので、誠実さを大切にして率直にお断りすることが、結果的に相手への思いやりにもつながります。
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友人との割り勘でモヤる、こんな場面では?
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