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キラキラママたちの“映えクリスマス会”が「地獄すぎた」。お菓子を前に泣く子どもたち…もう帰りたい!

子どもたちが泣いているのに……

「ママたちの撮影タイムが終わると、優奈さんがお菓子を丁寧に並べてくれました。アイシングクッキーやツリー型のカップケーキ、海外風のキラキラしたオシャレなカトラリーの数々……。子どもたちはお腹が空いたようで、クッキーに手を伸ばそうとしましたが、『待って! 写真撮ってないからまだ食べちゃダメ!』と言われてしょんぼり。 『こっちの角度の方が可愛い!』『ライト少し落とそうか!』とお菓子を前にスマホを構えるママたちをよそに『早く食べたい、まだ?』と泣き出す子もいました。ママたちみんなが映え写真撮影に数十分かけていることに衝撃でした」 大泣きする子供たち 美紀さんは「もはやクリスマス会というより、雑誌の撮影現場のようだった」と言っていました。 「ママたちはみんなそれぞれが手作りしたスイーツを持ち寄っていることを知らず、私が持ってきたのは市販のお菓子。まわりとの違いに次第に居心地が悪く、気まずさを感じ始めてしまいました。  オシャレなスイーツを撮影しているママたちは、お腹が空いて不機嫌になった子どもたちに『美紀さんが持ってきたお菓子食べてて!』とテーブルの端の方に私が持ってきたお菓子を出し、撮影中子どもたちに食べさせていたことにかなりモヤモヤ。私は映えを意識したようなお菓子を持参したわけではないので仕方ないですが、撮影よりもみんなでワイワイ食べたりする方が楽しいのになぁと思いました」

写真用に“笑顔”を作らされる子どもたち

「やっと撮影が終わり、子どもたちもみんな席についてお菓子を食べていたところ、ママたちはお菓子を食べる子どもたちの撮影を始めました。『ケーキこっちに向けて笑顔で!』『ツリーが映らないからもっと寄って!』など、子どもが食べる手を止めて、またしばらく撮影……。子どもたちが遊び始めようとすると、『みんなツリーの前に立って!』と言い、楽しそうな写真を撮ることに必死なママたちを私は遠目で眺めていました。  子どもたちは親の指示通り楽しそうな笑顔を作らされ、決められたポーズで決められた場所で写真を撮られるだけで、決して楽しそうには見えず、娘も『もう帰りたい』と言い出しました。終始写真撮影会のようで、正直“これって誰のための会なんだろう”と思ってしまいました」 つまらなそうな顔の女の子 せっかくだから子どもたちの笑顔の写真を残したい、可愛いスイーツも写真に収めたいという気持ちは理解できると言っていた美紀さんですが、キラキラの裏を見てしまった気がしたんだそうです。
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SNSで見た“幸せな写真”にため息
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