麻痺が治ってほしい――。そう願うぱなさんは毎日、アンディーくんの足をマッサージ。おもちゃで遊ばせ、少しでも体を動かすようにも意識しています。
留守番時には、連結できる大きなケージを活用して安全を確保。猫用トイレは、入りやすいように浅いタイプを選びました。

後ろ足は薬を塗って、ガーゼを交換している
「今はそんなにしなくなりましたが、トイレでうんちを踏んだときの反省顔がすごくかわいかったです(笑)」
野良時代に怪我を負ったからか、アンディーくんは少し怖がりな性格。しかし、ぱなさんの前では甘えん坊。部屋で座っていると横に来て、ゴロンとし、「撫でて」とアピールしてくれます。

保護したのが私でよかったのか。大きな団体なら、もっと違う治療ができたんじゃないか……。ぱなさんはそう感じることもありますが、アンディーくんを心の底から愛しています。
「足が完全に治るかは分かりませんが、私はハンデではなく個性だと思っています。それに、足にハンデがあること以外は、普通の猫さんとは何も変わりません」

アンディーくんが実際に何を思っているかは分からないけれど、ハンデをものともせず、毎日、元気に過ごす姿から勇気を貰っている――。そう話すぱなさんは温かいケアを行いながら、アンディーくんとの絆を深めています。
重症を負いながらも、生きようと頑張ってきたアンディーくん。この先は、思いっきり人に甘え、苦労のないニャン生を歩んでほしいものです。
<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:
@yunc24291