折原さんが毎日ご機嫌なのは、すべて自分のアンテナで選び、行動してきたから。東京から湘南へ、マンションから一軒家へ、30代での引っ越しは、すべてが初めて尽くし。大変さや苦労もありつつ、大切にしたのは<毎日がリゾート>というテーマです。

折原さんちのリビング(撮影/砂原文)
私達も、仕事終わりに疲れた体を引きずって帰宅した時に、自分好みに整えられた部屋があればリセットできますよね。自宅で仕事をしている折原さんは、仕事部屋とリビングの雰囲気を切り離しました。
リビングのイメージは、<ホテルのような「非日常空間」>。でも家が広くないから無理、なんてあきらめないで。少しのスペースでも、花を一輪飾る、お気に入りの食器を置く、というだけで、気分が晴れやかになるはず。
<特別な日じゃなくても、どこにも出かけなくても、日々の生活を、いつも目いっぱい楽しみたい>
この折原さんのモットーは、私達も工夫次第ですぐに真似できそうです。

買ってきたお惣菜や余ったおかずも木箱に入れたら、おひとりさま用のおつまみセットに
59歳で弓道を開始。60歳で防災士の資格取得。61歳間近で「Voicy」のパーソナリティを始め、61歳でInstagram「mito/60代バツなしおひとりさま」アカウント立ち上げ。これすべて、実際に折原さんがやってきたこと。もちろん、仕事の合間にこなしているのですから、かなりアクティブでパワフル!と驚きますよね。
でも折原さんが弓道に憧れたのは、19歳の時。普通なら、記憶の片隅に埋もれている夢ですが、40年ぶりに訪れたきっかけを、折原さんはしっかりと生かしました。もう歳だから、なんていいわけも制限もまったくありません。
めぐってきたかつての夢に、「やりたいです!」の熱意で即座にチャレンジ。結局、自分に制限をかけてしまっているのは、年齢に対する思い込みなのでしょう。
とはいえ、<体力オバケ>と言われている折原さんも、スーパーウーマンではないのです。年を重ねてからの衰えや、女性特有の疾患もあったといいます。でも、年齢を理由に線引きしてしまうのは、自分で限界を決めてしまうようなもの。
体の変化を認めつつも、自分の好奇心に忠実に生きる。<変わっていくことを受け入れて、変わっていくことを恐れずに>やりたいことをあきらめても、あきらめなくても、人生は続きます。
だったら、やっちゃえ! 折原さんを見ていると、こちらもやる気になってしまうから不思議です。