出産したら1日20錠飲んでいた精神薬がゼロに。ADHDと精神疾患がある私が育児をしたらメンタル面が良くなった話
「母乳育児VSミルク育児」論争
特性に合った育児で「育児が楽しいゾーン」に突入
現在、息子は4か月半。新生児の頃はまだ赤ちゃんが昼夜の区別がついていない上、3時間おきの授乳なので「寝てはいけない拷問つらすぎる」状態だったのが、夜通し眠ることが増えて体重の増えも良いので夜間授乳もほぼ必要なくなり、親も休める時間が増えてきた。来月からは離乳食も始まるので準備中だ。
ちまちました細かい作業が苦手なので離乳食も極力作りたくなく(最初のうちは量も小さじ1とかなのでその量を小分けにして作るのも面倒)、フリーズドライのお粥や生協の冷凍の野菜や白身魚のペーストを用意した。でも、慣れてきたら手作りもしようと、離乳食の本を買い、次回の産後ケアでは助産師さんが離乳食について教えてくれることになっている。
自分は発達障害だし産後うつにもなりやすそうだと思っていた育児。出産翌日「今日から母子同室です」とコットに乗せた赤ちゃんを連れて来られ、「ひぃ! こんなよくわからない生物と二人きりなんて無理です! まだ体も回復していなくて会陰が痛くて骨盤もグラグラなのに一晩中抱っこ!? しかも退院したら、泣き止まないときにどうすればいいのかすぐに聞ける助産師さんもいない……」と思っていたのに、意外とやれている自分に驚く。
最近は息子と毎日散歩に行くのが日課になっている。また、友人が1か月違いで出産したため、来月は新宿にあるお子様連れ歓迎カフェにて子連れでランチ予定。初めての親子二人での遠出が楽しみでたまらない。
息子はよく寝るしよく笑う。自分も新生児期よりかは眠れるようになったため余裕ができ、息子の成長と共に育児が楽しいゾーンに突入した。最近は自分が障害者であることをだんだん忘れつつあるが、油断をしているとADHD特性の困りごとが発生してしまうと思われる。今後も自分の特性に合わせた育児をしていきたい。
<文/姫野桂>姫野桂
フリーライター。1987年生まれ。著書に『発達障害グレーゾーン』、『私たちは生きづらさを抱えている』、『「生きづらさ」解消ライフハック』がある。Twitter:@himeno_kei



