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受刑者からも「買いたい」と手紙が。伝説の雑誌が廃刊から半年で“奇跡の復活”を遂げたワケ

20年後にスナップを再撮影する際にかかる多大な手間

仲野:ほかに好きなのは、昔ストリートスナップを撮った人に再登場してもらい、数年経った今もう一度撮らせてもらう企画ですね。これは本当にいい企画だと思っています。
東京

約20年後に同じ場所、同じポーズでストリートスナップを再撮影

――この企画はファイナル号にも載っていましたね。約20年後に再登場してもらうことで、その後の人生も追う形になっています。みなさん、ノリノリで再登場してくれるものですか? 仲野:そこなんですよ。この企画で一番大変なのは、約20年前の取材用紙を漁って連絡先を確認し、電話をするという作業なんですけど……あれがもう! みなさん、だいたい電話番号が変わっているから基本つながらないです。だから、20人ぐらいかけて1~2人決まるくらいの確率ですね。まず、そもそも電話に出ない人が多いです(笑)。 ――いきなり知らない番号からの着信ですからね。 仲野:もしも電話に出てくれたら、「グラフィティという雑誌で20年前に取材させてもらったんですけど覚えてますか?」「覚えてます」という流れに入ります。そして、「もう1回、スナップを撮らせてもらいたいんですけど」「いいですよ」と言ってくれた方々がここに載っている感じですね。  だけど、モデルさんが当時幼かった場合、記録に残っているのは一緒にいたお母さんの電話番号なんです。そういうケースだとお母さんが電話に出るので、「20年前、お子さんを撮らせてもらったんですけど」「あ、覚えてます、覚えてます」「もう一度撮りたいんですけど」「でも、私に聞かれても」となるじゃないですか(笑)。だから、「娘に確認しますね」みたいなステップも入ります。 ――20年も経つと、みんないい大人になっていますからね(笑)。 仲野:でも、20年前に子どもだったモデルさんは当時撮られたことをやっぱり覚えていなくて。だから、改めてお母さんが当時のグラフィティを見せて「あ、そういう雑誌にうちが載ってたんだ!」みたいなレベルです。たしかに、8歳のときに写真を撮られても覚えてないですよね(笑)。でも、「こういう企画が来たんだけどどう?」とお母さんに言われたら、結構ノリノリで出ていただける方が多いですね。「あ、載ってた? え、おもしろそう」みたいな。  あと、この企画で特にバズったのは2006年に取材した渋谷マンバギャルが18~19年経った今は色白なお姉さんになっていた写真です。
東京グラフィティ

約20年後、ヤマンバギャルが色白なお姉さんに

――これは変化がわかりやすいですね(笑)。この企画では過去に集めた連絡先を掘って再連絡するという作業が必須となりますが、新体制はそのデータも引き継いでいるのですか? 仲野:そうですね。すべては残せなかったですが、必要なものは僕が持っています。 <取材・文・撮影/寺西ジャジューカ>
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