美玖さんには専業主婦希望の男性がそれだけ少ないことは伝えました。婚活男性からは、知り合った女性から、仕事を辞めたいような発言をされて「専業主婦希望なんだろうな」と思って関わるのをやめた、という話はよく聞きます。

ステキな主婦に憧れるのはわかるけれど…
「別に、結婚してから仕事を辞めればいいんじゃないですか? 結婚前に言わなきゃダメなんですか?」
と、美玖さんは驚くことを言います。
菊乃「そんなことしたら、相手から離婚されるかもしれないですよ。結婚相談所だと、結婚観はある程度はすり合わせて成婚退会するし、後から言うのはマナー違反かな」
美玖さん「仕事辞めたから離婚っていうような男は嫌ですね」
菊乃「相手からしたら、結婚して突然仕事を辞められたら、ダマされたって感じますよ。今は共働きがスタンダードなので、子どもができたタイミングなどで退職する女性は今も多いですけど、入籍してすぐ辞めるとか、専業主婦希望を隠して結婚するとかは、トラブルになりやすいですよ」
美玖さん「そうなんですか」
菊乃「転勤がある仕事の方とか、家業がある方、地方の方とかで専業主婦も許容する方いますけど、そういう方はありですか?」
美玖さん「転勤はちょっと…。家業って私も手伝うってことですか? 地方もできたら行きたくないな」
なお、美玖さんは一度も一人暮らし経験はなく、今も実家暮らしです。環境が大きく変化する結婚は負担が大きいかもしれません。
ここで甘い話をするのは美玖さんのためにならないので、私は厳しい現実をお話しました。
菊乃「婚活って男性側も選んでいるんです。正社員で働く女性とか、一人暮らしして家事力がある女性が、ライバルなんですよ。年収700万円以上の男性が、専業主婦になりたい美玖さんを選ぶメリットってどこですか?」
美玖さん「相手は10歳年上ぐらいまではOKかなと思っているんですけど、それだとどうですか?」
菊乃「10歳だけだと厳しいかなぁ。年収400万円以上の正社員アラサー女性はたくさんいますから。専業主婦志向なら、転勤についていけるとか、せめて子どもができるまでは働く、ぐらいじゃないと。
今って、年収高めの男性と結婚する女性って、だいたい女性側も年収が高いんですよ。700万円以上の男性だと、400万円以上の女性とデートしていますよ。29歳も、武器になるほど若いわけじゃないんです」
美玖さん「マッチングアプリだと年収1000万円以上の男性とも会えたけど、700万円って難しいんですか?」
菊乃「マッチングアプリは本当の年収じゃないかもしれないし、女性というだけでたくさん『いいね』は来るので、アプリで自称年収1000万円男性とデートできたから結婚できるわけじゃないですよ」
美玖さんは揺らぎます。そんなに厳しいとは思っていないようでした。