「詳しく話を聞くと、どうやら裕翔は、友己の実家が経営している雑貨屋で廃棄する商品を引き取っては、女の子たちにプレゼントしてご機嫌をとり、複数人の女性と交際していたらしいのです。当然ですが、友己は私と裕翔が付き合っていることは知らなかったようで、かなり驚いていました」

雑貨をプレゼントされていた女の子たちは、稚奈さんと同じように「尽くしてくれている」と勘違い。お返しの代わりにご飯やデート代を奢っていた女子のひとりが真実を知って、裕翔さんと大モメ。そこへ偶然遭遇した友己さんが、不幸にも巻き込まれてしまったのだといいます。
「ケンカを止めようとしたら、女の子の拳が思いっきり顔面に当たってしまったそうです」
稚奈さんはそこまで聞いてもすぐには信じられず、裕翔さんを呼び出して話を聞くことにしました。
「友己に聞いた話を伝えて、裕翔を問いただしたら、あっさりと自白。逆に『付き合ってると思ってたの?』と言われてすごく腹が立ちました」
稚奈さんが「じゃあ、あの楽しい日々は何だったの?」と聞くと、「それは俺も楽しかったよ。ただ、付き合おうという話もしていないし、結婚しようとも言っていないよね。ただエッチしただけじゃん。セフレだろ」とまで言われて衝撃を受けたとか。
「友己の話だと、他のモメていた女の子にも同じような言葉を言っていたそうで、本当に最低です。裕翔のことは一生許せませんが、自分たちが恋人同士なのかをしっかり言葉で確認する必要があることや、プレゼントをしてくれるからといって単純には喜べないこと、勉強になりました」
悔しい思いでいっぱいだと吐き捨てるように言った稚奈さんは、数年経ついまも男性不信だといいます。相手を疑いすぎて不快感を与えてしまうのも問題ですが、ときにはお互いの関係性や言動について確認することも、大切なのかもしれません。
―シリーズ「
男と女の『ゆるせない話』」―
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<文/山内良子>
山内良子
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意。