ショコラさんの旅支度は、とてもミニマル。1泊2日程度の短い旅や、着替えの少ない春や秋は、中サイズのリュックを、2泊以上、あるいは着替えを多く要する夏や冬は、大きめのリュックを愛用しています。

旅の荷物はリュックやショルダーで最低限に(『60代から夢をかなえるひとり旅』より)
衣類や下着は巾着に入れたり、スカーフで包んだりと、オシャレさも演出。旅の準備段階からテンションが上がりますね。スキンケア用品は保存袋にひとまとめにすると、中身が見えて便利です。
〈2連泊が2回ある行程だったので、部屋で洗濯して着回そう〉と思いたち、折りたたみピンチを購入しました。浴室のバーに下げて使用できます。
神戸・芦屋へ1泊2日での旅費の内訳は、〈新幹線代が約3万円、ビジネスホテルが4700円、施設入館料や食事代やお土産代が8000円ほど〉平均して1泊2日なら4~5万円だそうです。
交通費削減には限界があるものの、メリハリをきかせて、5万円以内に収まるようにしています。
〈3泊4日の長崎、門司港旅行は、羽田から飛行機往復が5万円〉と、やや値がはる印象ですが、ビジネスホテル他、現地での出費込みで10万5千円なので、納得のいく価格ではないでしょうか。
せっかくの旅行だから贅沢もしたい、でもすべてを豪華にしてしまっては、ひとつひとつの体験が霞んでしまう。ショコラさんのひとり旅は、気ままに見えてもやはり節約マインドがベース。自分が何をしたいのか、何を必要としているのか、見極めるのが大切なのです。
コツコツと貯めた、かけがえのないお金には、自分と同じように素敵な旅をさせたいもの。本書を読み、またひとつ人生の楽しみ方を教えていただきました。
<文/森美樹>
森美樹
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『
主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『
母親病』(新潮社)、『
神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。
X:@morimikixxx