先日は夫の誕生日だったため、「みんなで焼肉屋に行こう、息子がいるので座敷で」と誘ったところ、「誰がどんな汚い足で上がったか分からない座敷に上がれない」と言い始め、仕方なくおうち焼肉になった。
これはほんの一例で、ほかにも普通の人なら何も抵抗がないことを不安に思い、日常生活がおくれないレベルなのである。我が家は私がADHD特性で片付けが苦手だし、夫もあまり細かいほうではない。
義母は私が渡した洗濯物の角をきちんとそろえて丁寧に畳むし、紙類が増えるのを嫌がって説明書や領収書などをすぐに捨てる。
ハイハイしている息子が危なくない程度には部屋を整えてはいるものの、おそらく義母にとってこの乱雑な部屋は「とても汚い部屋」なのだと思う。
義母の引っ越しのために、義母が一人暮らしをしていた部屋に行ったところ、モノは多いが整理整頓されすぎていて生活感がなかった。また、水回りも使ったらすぐに水滴を拭き取るらしく、使っている形跡がないように見えた。

宮崎帰省時の100歳の祖母と息子(7か月)
正直、育児よりも介護に疲れている。引っ越しは終わったが、まだ身の回りのことが何もできないため、あと数か月はうちで介護しないといけない状態だ。役所関連の手続きも、本人が動けないため委任状を持って私たちが行く必要があり、うっかり委任状を忘れたものや、以前住んでいた自治体での手続きと言われたものは、まだ終わっていない。
育児と介護の同時進行が本当にしんどいが、宮崎への帰省が最大のリフレッシュになった。「行かないでほしい」とすがる義母を説得させ、留守にする4日分の食事は冷凍弁当を用意した。
育児と介護で日々疲れきっているためか、私のADHD特性が出ることが多く、料理中に鍋を何度もひっくり返している。マルチタスクのミスも増え、人生で初のトイレの流し忘れをして、その後にトイレに入った夫にブツ(大きいほう)を見られてしまった。
トイレのどこがマルチタスクなのかというと、ちょうど生理中で排泄後にナプキンを交換する必要があったのだ。ナプキンを替え終えたらすべてのことを終えた気になり、流し忘れてしまったのだ。
最近は介護の息抜きが育児という、よくわからない生活になっている。介護疲れで産後なかなか戻らなかった体重が一気に11kg減ったのは思わぬ産物だったが。しばらく気になっていなかったADHD特性だが、大変な事故が起こらないよう、何か物事に取り組む際は順序に気をつけ、ひとつひとつ確認したり、混乱しそうなときはやるべきことを紙に書き出したりと、整理と可視化を心がけていきたい。
<文/姫野桂>