これに対し、「通夜を優先すべき」「ライブ優先なんてあり得ない」という意見も多く見られました。
●「通夜に出るべき」派の主な声
・趣味より、親の通夜を優先するのは当然
・冠婚葬祭をないがしろにすると後々も常識がないと思われ続ける
・葬儀準備の負担や手続きを押し付けてライブに行くのは無責任
・非常識で社会性に欠ける、幼い
・代理がいない仕事ならまだしも、趣味ならあり得ない
また、「もし中年男性が女性アイドルの卒業ライブを理由に、親の通夜を欠席すると言ったら、世間はどう見るだろうか。こんなにライブ擁護派はいないはず」といった指摘もありました。
ライブに行く自由は認めつつも、「家族より趣味を優先する非常識さを受け入れて、批判も覚悟でライブに行けばいい」という折衷的な意見や、「親との関係性は家庭によって違う」という声もあり、単純に善悪で割り切れない問題でもあります。
「推し活」をしている人は、今や珍しくありません。私の相談者でも、アイドルやアニメ、ゲームなどの趣味を持つ人同士が結婚するケースもあります。
そのため、推し活や熱心な趣味活動をしていること自体が、婚活でマイナスになることはほぼないでしょう。
ただし、お金や時間の大部分を趣味に使っている場合は話が別です。子どもが生まれたらお金も時間も必要になってきますし、親戚付き合いも増えます。収集しているグッズがある場合、収納スペースの問題もでてきます。
「結婚後、趣味にどれだけお金を使うのか」
「休日をどう過ごすか」
「家族との付き合いをどう考えるか」
こうした価値観が大きく異なると、相手との交際や結婚は難しくなります。

家族に対する価値観は、結婚式準備で早くも火種になりがち…
今回の論争も、本質的には嵐か通夜かという問題ではなく、
「
人生において何を優先する人なのか」
という優先順位の違いが表面化した事例だと言えるでしょう。
とはいえ近親者が亡くなった慌ただしいタイミングで、平常心で話し合いできる人の方が稀有だとは思いますが。