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「赤ちゃんより私を優先して」産後6か月で始まった地獄の義母介護。限界の嫁を救った“神すぎる行政支援”

ものすごいスピードの行政介入とヒートアップする義母

介護サービスでつけてもらったトイレの手すり

介護サービスでつけてもらったトイレの手すり

 メンタルクリニックの受診の2週間ほど前、義母の通院中の整形外科の先生が私たち家族のことを見かねて地域包括支援センターに繋いでくれた。午前中に診察だったのだが、午後には地域包括支援センターのスタッフが訪問してきてそのスピード感に驚いた。  そこから何度かスタッフの訪問があり、使える介護サービスの紹介や介護認定を急いでくれること、介護認定よりも先にトイレに手すりを付けてくれることになった。手すりは翌週には付いたので、これもすごいスピードだ。  肝心の義母の精神科受診だが、義母を引き取ってすぐかかった精神科があまり合わなかったこと、車椅子での通院が大変なことを地域包括支援センターのスタッフに相談すると、訪問診療の医師を紹介してくれた。少し先の予約しか取れなかったので、受診はこれからだ。  地域包括支援センターのスタッフには義母ができないことや困っていることをすべて話す必要があった。しかし、プライドの高い義母はとても嫌がり「桂ちゃんが行政の人に私の悪口を言っている」とまで言われてしまい、私のストレスはマックスになった。  しかも、義母のワガママや失言がどんどんひどくなり、頼まれた衣類などを買ってきても「色が気に入らない」と不貞腐れたり、私が作った食事を「まずい」と言ったり(夫はおいしく食べていたので義母にとって口に合わないだけ)と、もう義母と1秒でも長く離れたい、息子を連れて実家に帰りたいと思うようになるまで追い詰められていった。

義母の足をつかんだ0歳の息子に「わずらわしい」と……

 毎日義母と言い合いをしているので息子にとっても良くない環境だ。また、義母のお世話中に息子が泣き出し、義母の世話が終わっていないので待たせてしまうこともあり、息子に罪悪感を抱いてしまう。ごめんね、ごめんね、一番弱いのは赤ちゃんであるあなたなのに優先してあげられなくてごめんね、と泣きながら謝ったこともあった。  ちなみに、夫が「一番弱くて何もできない赤ちゃんを優先してほしい」と言っても義母は「私のことを考えて!」と譲らなかったし、つかまり立ちで義母の足につかまる息子に向かって「わずらわしい」と言い放ったときは鬼畜だと思ってしまった。  そんなさなか、『発達障害・グレーゾーンの人のためのお金の困った!を解決する本』(ディスカヴァー21)を文筆家の雁屋優さんと共著で出したので、2人で打ち上げをした。雁屋さんに義母の愚痴を吐き出したところ、医療に詳しい雁屋さんに「姫野さんの義母さんは入院レベルなのではないか」と言われた。  いろんな人に介護の相談をしたが、みんな「介護というものはどんなケースも大変だ」と言っていたのでこんなものかと思っていたが、私の感覚がバグっていた。これは、積極的に行政に頼るべき問題だったのだ。
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助産師→保健師→精神科医へ次々と連携
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