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「セミが怖い! 今すぐ来て」義母に呼びつけられ、電車で1時間。追い払った直後に“家中の虫探し”まで頼まれ便利屋扱いされた顛末

「昔はもっと優しかったのに」と義母が反論

 すると義母は、曇った表情で「波留ちゃんって、昔はもっと優しかったのに」とため息混じりに呟いたそう。 「私が『優しいから言われた通りに来ました。でも、優しいことと、何でも言うことを聞くことは違います』とハッキリ伝えたんですよ」  ところが、その言葉を聞いた義母は突然、鬼のような表情になり「もういい! セミより波留ちゃんのほうが怖いわ! そんなに偉そうに言うなら、もう帰って!」と怒鳴りました。  一瞬、波留さんは呆気にとられましたが、すぐに小さく息を吐き「分かりました。もう帰りますね」と言ってバッグを手に取り、そのまま玄関を出たそう。

「怖い嫁」くらいが、ちょうどいい?

「外に出たら急に笑いが込み上げてきて『セミより怖いって何?……こっちはわざわざ助けに来たのに』と思いつつ、私って一体何やっているんだろうとバカらしくなりましたね」  それ以来、波留さんは義母と少し距離を取って付き合うようになりました。 「不思議なことに、それから『怖い! 助けて!』という電話がかかってくることは、ぱったりなくなりました。正直ホッとしています」  助けを求めるときだけは「若いんだから」と嫁を頼り、助けてもらった後は、さらに仕事を押しつける……。そんな義母の身勝手な行動全てに付き合う必要はないと波留さんは改めて気づかされたそう。 「『セミより怖い』と言われた私ですが、これからは義母にとって“怖い嫁”ぐらいでちょうどいいのかもしれませんね」と微笑む波留さんなのでした。
セミ

※画像はイメージです

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鈴木詩子
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop
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