――立ち会い出産はお子さんも一緒だったんですか?
照英:そうです。3人目の時は自分と長男、長女、みんなで立ち会って。大泣きでした。
――改めて、立ち会い出産の際を振り返ると。
照英:衝撃ですね。妻の苦しんでいる姿を見て、「これ、命を落とすんじゃないかな?」って本気で思いました。それから「このお腹の中に本当に命がいるんだ」とも。男性にはどんなことをしても味わえない感覚を共有できた瞬間でした。おこがましいですけどね。誕生した瞬間に妻が言った「ほっとした」って一言も忘れられないです。自分は一生わからない感覚ですから、「ほっとするんだ」と。
――出産は奥さまのご実家のほうで?
照英:そうです。妻の故郷の福島に里帰りして。向こうにいた産前3ヶ月、産後1ヶ月くらいの間、居ても立ってもいられず、家中を掃除して消毒して綺麗にしていました。予定よりいいベビーベッドを買ってセッティングしたりして。帰ってきた時に完璧な状態にしておいてあげなきゃと思いながら過ごしていたら、あっという間でした。
――最初の出産後、奥さまとご長男が帰ってきたときは。
照英:高速道路を使って迎えに行ったんですが、今までこんなにゆっくり走ったことないってくらい丁寧に運転をして帰ってきました。新しいもう一人の命が車に乗ってるって実感して。
今まで妻と一緒に2人で生活していたのに、こんなちっちゃい子を連れて帰ってきたんだって。靴下が本当に小さくて…一生懸命生まれてきて、一生懸命生きてるんだなと思ったら、感動して涙が出ました。
――照英さんには涙もろいイメージがありますが、ご家庭でもひとつひとつのことに感動されてるんですね。
照英:ずっとそうですね。子育ては、飽きる瞬間がないんです。他の趣味って大体飽きるんですけど、これだけは20年間、長男、長女、次女と全く変わらないです。