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夫といるより旅が好き。これって妻失格なのか?

夫婦の約3組に1組が離婚するという昨今。ひそかに“離活”(離婚活動)するのは妻側が大半だと言われているが、夫の内心はどうなの? 勝手な言い分だとは思いつつ、夫のホンネを教訓として聞いてみた。いきなり離婚を切り出されないためにも……。

自由人の妻とサラリーマン夫。すれ違いで破綻寸前

●佐藤泰隆さん:仮名・31歳(総務)/妻:28歳・ウェブデザイナー 結婚歴3年/子供なし/住宅:賃貸 夫といるより旅が好き。これって妻失格なのか? 2週間~1か月半の海外一人旅を結婚後3年の間に5回も繰り返す佐藤さんの妻。それに加え、数日単位の国内旅行も頻繁に行っており、「一緒に住んでいるはずなのに単身赴任の気分」と佐藤さんは嘆く。 「『少し控えたら?』と言うと、『結婚前は旅をしても構わないって言ったじゃない。これでも気を使って旅行期間は独身時代の半分にしているんだから』って逆ギレ。いくら自分で稼いだカネで旅をしているからって、限度があるはずですよ」  佐藤さんも学生時代はバックパッカーだったが、現在はごく普通のサラリーマン。今も我が道を行く妻に対しては、「顔を見るだけでイラッとすることさえある」という。 「しかも、最近は『カンボジアに移住して、ゲストハウスを経営しない?』とか真顔で言ってくる。こっちは平凡な営業職だけど、それなりに仕事にはやりがいを感じています。でも、このままだと本当に移住させられそうで怖い」  人生の伴侶としては「選択を間違えた」と後悔している佐藤さんは、最近は離婚のことばかり考えるという。 「自分なりに努力したけど、普通の妻らしく振る舞うのは彼女には難しかったみたい。ウチらの場合、経済的にも互いに自立しているからモメることもないでしょう。近々、別れ話をするつもりですが、彼女の性格からして『仕方ないね』ってあっさり合意するでしょうね」  恋人時代はお互い自由にやっていたはずなのに、結婚した途端に「これじゃあ夫婦である意味がない」と破局に至るカップルは意外と多い。“普通の妻”らしくするのはムリ! と思う女性は、低収入でもなんでもいいから“普通じゃない男性”を選ぶしかないかも……。

天然キャラにホレて結婚したけれど……

●近藤隆さん:仮名・35歳(建築)/妻:27歳・専業主婦 結婚歴1年/子供なし/住宅:持ち家  一方で、かわいいと思った“不思議ちゃん”が、結婚してみたら大変すぎるとボヤく夫も。 「付き合っていた頃に初めてキスをした時、彼女がこう言ったんです。『このままずっと時が“止まらなければ”いいのに』って。もうツッコミどころ満載で、かわいくて。ええ、あの頃まではね」  それから半年後、2人は結婚。マンションを購入し、幸せな生活を送るはずだった……のだが。 「住み始めて1か月、妻が突然『この家、何かいる!!』と騒ぎ始めたんです。翌日、『昨日の夜、天使が羽をバサバサはばたかせて降りてきたの』と言い出し、仕方なく調べてみると工事中のビルのブルーシートが風に煽られバサッと音を立てているだけ。それを説明しても『天使様だよ!』の一点張り」  毎晩呪いのような不思議発言をする妻に疲れ果て、寝不足の日々。 「本当にストレス。まともな会話ができないんですから。正直、家に帰りたくなくて、毎晩残業と言って漫画喫茶で時間をつぶしています」 ― 離婚を考える夫たちの言い分【7】 ―
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