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肉で精力はつかない!彼の男性機能が弱るのは、いつも食べてるアレのせい

「彼にはやっぱり元気で、夜もがんばってほしい♪ “肉食”っていうくらいだから、がっつりお肉を食べればいいのよね?」と思っているあなた、ちょっと待って。お肉がっつりの「肉食」が、逆に男性機能を低下させる原因になっているかもしれません。 肉食 草食男子でも大丈夫、妊活カップルにもオススメの「本当に食べるべきもの」とは?今回は「男性を元気にする VS 元気を奪う」食習慣をご紹介します。

そもそも「肉食が元気のもと」はまちがい?

 動物の世界では、一般的にライオンやチーターなどの肉食動物は獲物を追いかける時以外、必要以上に動かず寝そべっています。それに対して、馬やウサギなどの草食動物は餌を求めてよく動きますし、走る距離も長く持久力があります。肉を食べているからスタミナがあるとは言い切れません。  アスリートの世界でも、肉や甘いものばかり食べている選手は疲れやすかったりケガをしやすかったりすることが多い、という管理栄養士の話がよく聞かれます。食べた時には「元気が出た」と感じても、肉食は消化にエネルギーを使い胃腸に負担が大きいので、体を疲れさせることも事実です。  また日本人が好むお肉は「霜降り」に代表される脂肪の多い部位。特に牛や豚は人間より体温が高く38~40℃前後で、それより低い温度になると脂肪はかたまり始めます。36℃前後の人間の体内では、肉の脂肪分が溶かせず血液をドロドロにするなど、動物性脂肪は動脈硬化の原因にもなります。中性脂肪やコレステロール値の高い方は特に注意して、食べるなら赤身を意識して野菜もたっぷり食べましょう。  逆に魚に含まれるEPAは、赤血球をやわらかくし、血液の粘度を下げるはたらきがあります。

ファストフード、加工食品は精子を弱らせる

 ハーバード公衆衛生大学院の試験では、ファストフードに多く含まれるトランス脂肪酸やコレステロールが、精子数や精液量の減少を招くことが明らかになっています(※)。  惣菜や揚げ物、カップ麺などの「コンビニ食」も、男性ホルモンの合成に必要な亜鉛が含まれていません。さらに、ハムやスライスチーズなどの加工食品に使われる、pH調整剤や乳化剤のような食品添加物に多いリン酸塩は、亜鉛の吸収を阻害し、ミネラル分を結合して体外に出してしまいます。 カップ麺ハンバーガー 忙しく働く男性達に「食べちゃダメ!」というのは難しいですが、栄養も偏りやすいので不要な時は避けたいですね。 ⇒【後編】「彼の男性機能がイマイチなら…意外な食べ物が精力をアップさせる」に続くhttp://joshi-spa.jp/226178 ※ハーバード公衆衛生大学院が、2010年10月~2011年11月、18歳~23歳の健康な男性209名を対象に調査。精子のサンプルと食品摂取頻度調査から、トランス脂肪酸をたくさん摂る男性ほど総精子数が少ないことがわかった。 また、不妊治療中の男性155名(18~55歳)に対する調査でも、加工肉(ハンバーガー、ホットドッグ、ベーコン、その他の赤身の加工肉)をたくさん食べる男性ほど、正常精子形態率が低かった。普通の肉食は精子所見と関連がなく、魚をよく食べる男性ほど精子数・正常精子形態率が高かった。 <TEXT/松嶋ゆうこ> 【松嶋ゆうこ】 松嶋ゆうこ青山学院大学を卒業後、ITベンチャーを経て飲食店の立上げを経験し、パリ「エスコフィエ」でフランス料理を学ぶ。栄養士、食育インストラクター、ソムリエやフードアナリスト1級等の資格を持ち「食を通じて健康に美しく」を目指し、TVなどメディアで料理研究家・コメンテーターとしても活動中。(ブログhttp://ameblo.jp/dietreport/
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