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「夫の小遣い減らしすぎ」は節約に逆効果

30~40代にもなると、男性も女性も、将来不安がむくむくと頭をもたげてくる。特に心配なのは、やっぱりお金のこと。周りの人はちゃんと貯金をしているのだろうか? 「平均値」からは見えてこないリアルなケースを集めて、ファイナンシャルプランナーに診断してもらった。

妻が産休明けに退職を促され……



貯金「子供が生まれて、嫁が会社を辞めて以来、毎月赤字。そのため、嫁には、毎日うわ言のように、『小遣いを減らせ』と迫られています」とため息交じりに語るのは、都内の人材紹介系ベンチャー企業に勤める横山昇さん(仮名・36歳)。

 最近でこそ一服してきたものの、転職市場の悪化を受け、会社の業績はダダ下がり。横山さんの役職は一応課長だが、「典型的な名ばかり管理職で、残業代がもらえない分、ヒラより始末が悪い」とか。

 職場の同僚だった妻も、結婚当初は共働きだったが、産休明けに「マイルドに退職を促され」、現在は専業主婦。それでも横山さんは月6万円の小遣いを減らせず、毎月1~2万円の赤字分は独身時代の妻の貯蓄で補填している。

「絶対無理ってくらいの強烈なノルマがあるので、毎日深夜まで働かざるを得ない。すると、横浜のハズレの家に帰るのが億劫で、会社の近所のサウナで一泊なんてこともしばしば。出先から取引先に電話することも多いので通信費(夫婦で2万5000円)も減らない。どうしたものか……」

⇒【横山さん一家の家計簿】http://joshi-spa.jp/?attachment_id=30460

小遣いよりも保険と通信費を見直せ



 ファイナンシャルプランナーの花輪陽子氏は、以下のように指摘。

小遣い,節約「旦那さんの小遣いは将来のキャリアへの投資なので、減らしすぎるのも問題ですが、年収(手取り)の10%という目安よりは多めですね。特にサウナ通いが問題。家庭不和の原因になるし、いいことがない。家賃を上げてでも職住近接を目指すほうが前向きです」

 さらに、花輪氏が小遣い以上に問題視するのが固定費。特に、合計4万5000円分の保険料は、明らかに「高すぎ」だと警告。

「実は無理に営業した保険会社の人に、バーターで売りつけられちゃいまして、解約しづらくて」

 ノルマを達成するため、いわばタコ足状態になっているわけだ。

「それでも、死亡保障が4000万円は少し高めだし、老後の積み立てのすべてを保険でやる必要もない。医療保険も、万が一の医療費は健康保険と貯金から出す方法もある。他の営業先を開拓してでも、保険を減らすべき」(花輪氏)

 また、花輪氏は同じく固定費の、通信費、光熱費にも、即刻、メスを入れるべきだと提案する。

「2DKなら光熱費をもう少し減らせます。電気の契約アンペアを30アンペアにして、電気代は5000円以内を目指して。携帯電話代も、連絡はなるべく会社の電話からする、不要なオプションは徹底的に外して料金プランを見直すなど、できることはあるはず」

 赤貧リーマン脱出への一歩は、固定費カットから!

<教訓>節約への一番の近道は固定費の削減。保険料と通信費を見直して!

― なぜか貯まらない人のお悩み白書【6】 ―




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