『王家の紋章』60巻現在、キャロルとメンフィスの近況は…

⇒【Vol.1】はコチラ http://joshi-spa.jp/331140

60巻現在、キャロルとメンフィスの近況は……



『月刊プリンセス』2015年9月号

まだ連載が続いてます!『月刊プリンセス』2015年9月号

 いっぽうでキャロルは奴隷になったりイズミル王子にさらわれたり熱出したりしてましたが、55巻からエジプトに滞在しています。しばしの蜜月を送るメンフィスとキャロル。あいかわらず「そなたはわたしの腕のなかにおれい」とか言ってチュッチュしあってました。

 そんなころ、神事に欠かせない乳香と没薬の産出国であるシバ王国から、メンフィスが招待されます。数ヶ月エジプトへの輸出を止めたあとの招待で、怪しさむんむんです。しかしメンフィスは怒りっぽくて暴君のくせに人を疑うということをしないので、「イムホテップ、行くぞ」みたいなこと言い出して、キャロルをおいてシバの国へ行くことにしました。

 一方シバの国を治めるシバの女王は、メンフィスを殺す気満々です。ですがメンフィスの姿を見て、すっかり心を奪われてしまいます。しかし一向になびかないメンフィスに対して業を煮やしたシバの女王は、熊だか猫だかよくわからない謎の動物にメンフィスを襲わせます。海に落ちて大量のサメに襲われながらも助かるメンフィスですから、よくわからない獣にやれられるわけがありません。

 難を逃れた上に、獣に襲われたシバの女王を助け、国をあとにします。その後突然メンフィスは、「他の国からも乳香を輸入しようかな」とか言いだして、60巻現在、エジプトに戻らず旅の途中です。これから一悶着起きる匂いがぷんぷんします。

恋敵に悪役……何かが起きそうな予感



 そうしてイズミル王子が家出をしたあと、トラキア王国のシタルケス王子がヒッタイトに乗り込んできました。「うちの妹に恥かかせやがって!」というわけです。しかしすっかりイズミル王子に夢中になっているタミュリスは、「恋敵のキャロルを殺して!」と兄に泣いてすがります。キャロルとメンフィスをねらう新しい敵が生まれた瞬間です。

 ところでここ最近、すべての元凶アイシスさまはめっきり顔を出しません。バビロニア王国のラガシュ王と結婚したアイシスは、53巻で懐妊しました。てことはラガシュ王とやることやってたってことですが、メンフィスを思って泣いて去って行ったきり、音信不通です。

 そしてこのところエジプトでなにやらたくらんでいるのが、ネバメンという、いかにも悪い顔をしたブサメンです。彼はメンフィスの弟だと偽って、王宮に出入りを始め、どんどん地位を上げています。死刑囚として砂漠の牢獄にいたのですが脱獄、偶然誰かの墓を発見し、そのミイラからネフェルマアト王(メンフィスの父)のパピルスを発見しました。そのパピルスを使って、周りに「ネフェルマアト王の息子だ」と信じさせます。

 カプター大神官とかイムホテップとか、先王から仕えてそうだけど、なに一緒になって騙されてんですかね。とまあ、このネバメンのウソがいつバレるかというのも見物のひとつです。

 以上、主要人物たちの近況でした。懐かしさ爆発した皆様、さあ書店へGO!

<TEXT/和久井香菜子>

⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】

【和久井香菜子(わくい・かなこ)】
和久井香菜子ライター・イラストレーター、少女漫画コンシェルジュ。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。ネットゲーム『養殖中華屋さん』の企画をはじめ、語学テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。街で見かけたおかしな英文から英語を学ぶ「Henglish」主宰。

和久井香菜子
ライター・イラストレーター、少女漫画コンシェルジュ。『少女マンガで読み解く 乙女心のツボ』(カンゼン)が好評発売中。ネットゲーム『養殖中華屋さん』の企画をはじめ、語学テキストやテニス雑誌、ビジネス本まで幅広いジャンルで書き散らす。街で見かけたおかしな英文から英語を学ぶ「Henglish」主宰。




あなたにおすすめ