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“おサイフ彼氏”をLINEでシェア!“恋愛”をお金で売る女性たち

 LINEなどのSNSの登場で、OLや女子学生といった一般の女性たちが独自のネットワークをつくり、援交を行うケースが増えているという。

おサイフ彼氏

LINEの浸透が援交女性たちの集団化を進めた?



「LINEというツールの発達により、売春を行う素人女性が集団化しやすくなった」と話すのは、著書『最貧困女子』(幻冬舎新書)でセックスワークで生計を立てるしかない女性たちの姿を追った鈴木大介氏。売春には大きく分けて、3つの動機が存在するという。

「単なる小遣い稼ぎ的な『財布系』、仕事として職人意識を持っている『ワーク系』、貧困からの脱出ツールとして売春を行う『サバイブ系』の3種です。

 なかでも過去に『財布系』の売春を行っていた女性の場合、性暴力などの経験をしていなければ、一度足を洗ったとしても再び“出戻り”することが少なくない。

 そういった“売春経験者”は時代とともに増え続けている。そこにLINEのようなツールが登場すれば、集団化して客の男性を探す自助組織をつくるのは自然な流れだと思います」

 また、そのような女性たちの行動を、「売春という一言で括るのは無理がある」と続ける。

金銭を介した自由恋愛



「彼女たちは一期一会の男からカネを貰ってセックスをする一般的な売春とは違い、財布の分厚い男を共有して愛人なりセフレなりにしてしまおうという、いわば“おサイフ彼氏紹介&共有集団”のようなノリを感じます。相手を選べるという状況は純粋な売春ではなく、金銭を介した自由恋愛ともいえる。LINEはそうした層にとって画期的なツールなのでしょう」(鈴木氏)

 とはいえ、実質的にカラダを売っているのなら、そこには法に触れるリスクも存在するように思えるが……。

「厳密に言えば、組織が男性を斡旋して紹介者がお金を1円でも貰えば、売春防止法上はアウト。また男性から入会費などを取っても“業”と見なされて法に触れる。しかし、サークル内で『財布パパを紹介するからバック(紹介料)ちょうだいよ』というのは、それに該当するとは言い切れず、グレーゾーンの域を出ない。
紹介された女性が男性から性的被害に遭って自ら警察にタレ込みでもしない限り、事件化もしないでしょう」

 こうした“緩い繋がり”の援交サークルは「今後も増えていくだろう」と鈴木氏。“売春の輪”はすぐ身近にあるのだ。

【鈴木大介氏 プロフィール】
ライター。社会の底辺で困窮する女性の実態を長く取材。著書に『家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生』(宝島SUGOI文庫)など

― 素人援交サークル潜入ルポ【8】 ―




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