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つらくても、隠している自分と向き合おう【日食のメッセージ】

 こんにちは。占術家のエル・アシュールです。今回は11月3日の日食についてです。  日食とは太陽、月、地球が一直線に並び、太陽による月の影が地上にできる天体現象です。日食は、占星術でも古来から重視され、日食が見える地域に強い影響を与え、重要な事件のきっかけとなったり、時代変革のカギとなるような出来事をもたらします。  今回の日食は日本で見ることはできませんが、それでも、次の日食(2014年4月29日)までの約半年にわたり、影響を与えます。個人レベルでも、目的意識を示す太陽が月に隠されることから、人生の目的を再構築するきっかけとなることが起こってきます。  今回の日食図を日本の首都、東京で作成すると、太陽、月、水星、土星の4つの星が蠍座で4ハウスにいるため、4ハウスの司る分野(家族、家、生活環境、ライフスタイル)において目を向けたり、焦点が当たりやすくなるでしょう。 ⇒【画像】「日食図」はこちら http://joshi-spa.jp/?attachment_id=43623 日食図 社会情勢では、国土、住宅、不動産、環境、気候、防衛問題などへの関心が高まりやすくなります。  日食の太陽と月は金銭の部屋の火星、健康や仕事の部屋の冥王星と調和しています。これは、自分の拠り所となる場所や環境を整えることが、収入や金銭面、健康状態、仕事などに好影響をもたらすことを意味しています。  ただし、盤石な拠点や基盤を築くことは、口で言うほど簡単ではありません。  なぜなら、蠍座は物事の背後や裏側、奥に潜んでいる事柄と関わる星座ですので、この土台づくりの過程では、今まで隠れていた事柄や厄介そうなのでフタをしてきたり、見てみぬフリをしてきたことと向き合わなくてはいけないからです。 スピリチュアル さらに太陽と月の側には忍耐と持久力を意味する土星があり、基盤づくりにはそれなりの時間と労力を要します。  また、火星や冥王星は強烈な星ですので、心地よく、楽しくできる感じではありません。場合によっては思い切った行動や痛みを伴う可能性もあるのです。  太陽が蠍座に入った23日頃から、ホテルのレストランの偽装、誤表示問題がメディアで取り沙汰されていますが、これは、この日食のメッセージの一端である「真実を覆い隠している嘘やごまかしは暴かれ、実態とかけ離れたものや砂上の楼閣は崩壊していくときである」ということを示唆しているようにも思えます。  ちっぽけであっても自分の本質や地域、その土壌に根ざした確かなものへと立て直すときなのです。  そして、自分の不足部分は家族や地域の共同体などと助け合い、その中でできることを精一杯していき、貢献することで補いあい、また、成長していけるときでもあります。  恐れを捨て、自分自身が本当に深い部分では何を求めているのか、覆い隠してきたことや感情と向き合い、揺るがないものを確立しましょう。 <TEXT/エル・アシュール ILLUSTRATION/ Vickov>
エル・アシュール
占術研究家、神秘学研究家。日本占星学会主任講師。ACC認定エンジェリックチャネラー(R)。1998年より占術家としての活動を開始。雑誌やWeb等各種メディアで占い記事の執筆、ケータイ3キャリア公式占いサイト『宿縁の絆』『天使の預言』の監修を行う一方、 占星術やエンジェルオラクルカードの講座、ライフパーパスリーディング、エンジェル・リーディングなどの個人鑑定も行う。著書に『エンジェルカード・レッスン』(鉄人社)『ギリシア神話守護神占い』(青春出版社)、監修本に『奥様は魔女超シアワセ恋愛魔法BOOK』『スターウォーズ24キャラ占い』(講談社)がある。公式HP Angelic Guidance~天使の導き~ http://synastryhouse.com
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