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「強制的にイクメンさせられてる」。妻より収入が少ない夫の被害妄想

 夫婦のうち共働きの割合が5割に達し(※)、本格的に共働き時代を迎えている日本。最近では、妻のほうが収入が多いケースも増えている。そんな中、いまだ男のプライドを捨てられない夫たちはモヤモヤした日々を過ごしているという。
妻より収入の少ない夫のモヤモヤ

※写真はイメージです

リストラに遭って、子供からも見下され…

国分博史さん(仮名・42歳)/年収350万円/子供2人  国分さんは6年前リストラに遭い、その後、再就職を果たすも現在の年収は350万円。一方、夫の窮地を救うために働き始めた妻は、会社が急成長して管理職になり、年収も600万円と夫より多い。 「平日の子供の食事や掃除、洗濯は私の担当です。ほぼ定時に仕事が終わる自分と違って、妻は毎日残業で帰宅も深夜が多いので」  次第に妻の発言権が大きくなり、14歳と10歳の2人の子供は、妻の言いなりになる父親を見下すような態度を取るようになったという。 「これで妻が子供を叱ってくれればいいのですが、外食に行けば、『パパの稼ぎは少ないから今日はママの奢りよ!』と言い出す始末。しかも、世間体を気にして子供の授業参観には有休を使ってでも行き、私は妻より都合をつけやすいのに絶対に行くことを許さない」  さらに2年前からは、自宅に仕事を持ち帰る妻の提案で、納戸を妻用の書斎兼寝室に改装。以来、夫婦の会話は大幅に減ったという。 「この頃から妻は出張や会社に泊まり込みで作業することが増えました。同時にブランド物のバッグや服を頻繁に買うようになり、化粧も派手になりました」  これには鈍感な国分さんも妻に“男の影”を感じているとか。 「子供の世話から家事まで、強制的にイクメンをさせられたあげく、離婚したら子供は妻についていくんでしょうね」 “強制的にイクメンをさせられた”という発言からして、男のプライドが捨てられない様子の国分さん。共働き時代である現代、今後ますます夫婦の収入が逆転するケースが増えるなら、そんな古い考えは早々に捨て去った方が男性にとっても楽なのかもしれない。 ※総務省の労働力調査(2015年10~12月期)より ―どっちが不幸? 結婚できない男VS離婚できない男【7】 ―
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