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【大炎上】テイラー・スウィフトをディスり、FB創業者に金を無心…カニエ・ウェストの炎上商法

 キム・カーダシアン(35歳)の夫としても知られるラッパーのカニエ・ウェスト(38歳)。カーダシアン家と常に一緒にいるせいか、近年はクールなラッパーの外見で下世話なゴシップを提供し続ける“イタすぎるセレブ”と化しています。  2月に入ってから、そんなカニエの身辺がいつもに増してザワザワ。ツイッターを中心に大炎上中です。
キム&カニエ夫婦

毎度お騒がせなキム&カニエ夫婦(PHOTO / Starstock)

新曲でテイラー・スウィフトをビッチ呼ばわり

 2月11日、NYで自身が手掛けるブランド「Yeezy」のショーを大々的に開催したカニエ。今回のショーはニューアルバム『The Life of Pablo』の発表会も兼ねたものでした。  しかし、話題となったのはイベントそのものではなく、アルバムに収録された『Famous』の歌詞に関することばかり。人気歌手テイラー・スウィフト(26歳)について書かれた歌詞が「侮辱的だ」と集中砲火を浴びているのです。  問題の曲は「テイラーを有名にしたのは俺さまだ!」と豪語する内容で、彼女を「ビッチ」と呼び、なおかつ「まるでテイラーとセックスでもした気分だぜ」という歌詞を含んだもの。  これにテイラーのファンが大激怒。モデルのジジ・ハディッド(20歳)を筆頭とするテイラー軍団も、次々に同曲への批判的なコメントをSNS上で発表しました。  騒動に対しカニエは「あの歌詞はテイラーとの話し合いで生まれたもの。彼女も応援してくれている」とすぐにツイッターで反論。  しかし、テイラーの事務所は、カニエ側から歌詞の最終確認の連絡をもらっていないとしており、「テイラーは『Famous』の歌詞を承認していないだけでなく、女性蔑視的な内容だとカニエに警告さえしたのだ」とコメントしています。
テイラー・スウィフト

テイラー・スウィフトは2016年2月15日、グラミー賞授賞式(写真)のスピーチで、ウェストの名前を挙げずに「成功を貶める人」に触れた

ザッカーバーグに公開おねだり

 テイラー騒ぎが収まらない2月13日、カニエは突如として5300万ドル(約60億円)の借金を抱えていることをツイッター上でカミングアウト。すると、億万長者たちにツイッター上で金の無心をするという大胆な行動に出たのです。 『Market Watch』によれば、まずターゲットにされたのはフェイスブック創業者マーク・ザッカーバーグ(31歳)。 「俺のアイディアに10億ドル(約1145億円)投資してくれ」 「俺を援助することは君がやってきたことの中でも1、2位を争う意義深いことになるはずだ」 「俺は世界をよりよくできる」 「俺はキミのお気に入りアーティストだろ?」  などなど、ありがたくない求愛ツイートが、ザッカーバーグ名指しでバレンタインデーから翌日まで続きました。  さらに矛先はグーグルCEOラリー・ペイジ(42歳)や全IT長者に及び、公開おねだりは未だにツイッター上で継続中。ついには「アフリカに学校を作る手助けをする方が(俺を助けるより)よっぽどいいことだと思っているのだろうけど」というツイートで大炎上しました。

すべてはニューアルバムを売るため!?

 2000万ドル(約23億円)の豪邸に住むラッパーは、2つの炎上騒ぎで未だに批判を浴びているようですが、リリースされたばかりの彼のアルバムの売れ行きに目を向けてみると、これがなかなか好調の様子。  2月15日付けの『Independent』によれば、同アルバムを独占配信する音楽ストリーミングサービス“Tidal”が、米App Storeの無料アプリランキング1位に急上昇したとのこと。 “Tidal”がランキング1位となるのはこれが初めて。アプリをダウンロードした人の中にはもちろん真の音楽ファンも多いのでしょうが、「話題のカニエの新作を聴いてみようか」と思い立った物好きも少なからず混じっているはず。  「やはりこれは炎上商法なのでは?」と勘ぐってしまうのは考えすぎでしょうか? Source: 『US Weekly』http://usm.ag/1SPURbo, http://usm.ag/1okNLyT, 『Market Watch』http://on.mktw.net/1R48C2q 『Independent』http://ind.pn/1LqsGrl <TEXT/橘エコ> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【橘エコ】 アメリカ在住のアラフォー・ブロガー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ハリウッド最新映画レビューやゴシップ情報などのほか、アメリカ女子を定点観測してはその実情をブログで発信中。WEBマガジン「milkik」では「アメかじシネマ」「愉快なアメリカ女子」を連載中(http://milkik.com/
橘エコ
アメリカ在住のアラフォー。 出版社勤務を経て、2004年に渡米。ゴシップ情報やアメリカ現地の様子を定点観測してはその実情を発信中。
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