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愛してるほど、セックスレスになる。じゃあどうする?

AV男優・森林原人の性活コラム 第12回】

経験人数7,500人、発射回数10,000発以上、下は18歳から上は69歳まで、性別の垣根を越えてさまざまなエッチを経験するAV男優・森林原人さんが、性にまつわるあれこれについて語ります。

なぜセックスレスになるのか



 皆さんは、心理療法士のエステル・ペレルという女性を知っていますか? 僕もつい最近、メンタリストの眉村神也さんに教えてもらい知ったばかりなのですが、欧米で有名なセックスセラピストだというのです。

エステル・ペレルさん

エステル・ペレルさん/公式サイトより http://www.estherperel.com/

 セラピストとは、具体的な症状をもった患者に対して、その症状を治すために具体的な治療(=セラピー)を行う人ですから、ペレルさんは実際にセックスに関する問題を改善してきたということです。俄然興味がわき、早速検索し、TEDでの彼女の講演を聴かせてもらいました。

(エステル・ペレルさんのTED公演はこちら⇒ https://www.ted.com/talks/esther_perel_the_secret_to_desire_in_a_long_term_relationship?language=ja



 そこで語られていたのは、<セックスレスがどうして起こるか?>ということでした。

 一夫一妻制を基本とした一対一で完結する婚姻関係では、人生を通して一人だけパートナーを持ち、その人とのみ性的関係を結ぶという前提です。つまり、一人の対象に対して性的関心を長く抱き続けなければならないのですが、そのために必要なことが二つあるというのです。

必要なのは「安全」と「冒険」



 一つが、予測可能な安全性。もう一つが、予測不可能な冒険性。もうちょっとわかりやすい言葉にすると、継続性を見込める信頼や信用と、先が読めないミステリアスさということです。どう考えても矛盾しているこの二つの要素を、絶妙なバランスで同時に満たし続けると、セックスレスにならないで済むというのです。

セックスレス これだけでも相当難しいと思うのですが、さらに厄介なことに、二人の間に愛が育てば育つほど、欲望は抑えられてしまうというのです。ペレルさん曰く、愛の動詞はhaveで所有すること、欲望の動詞はwantで欲すること。結婚を愛の形と考えると、結婚した時点で所有しているのだから、手に入れたいとか繋がりたいという欲がなくなってしまうわけです。セックスレスが起こるのも当然ですよね。

「生きがい」という第三の難問



 以上二つの難問を乗り越えなければならないうえに、そこにプラスで足を引っ張るものがあるとペレルさんは言います。それは時代的に、欲望を追い求める権利があると思えるようになったことです。どういうことかというと、パートナーと特別な信頼関係を築き、安心できると、物足りなさのようなものを感じてしまい、このままでいいのだろうかと考えだし、生きがいを探してしまうのです。

 その生きがいというのは、感情的つながりや、自由や自立、性的行動です。ようするに浮気とか不倫のことです。不倫願望の表面化は、現代人が浮気や不倫をすることで、新しい相手を探しているのではなく、別の自分を探したり、自身を取り戻そうとしているからだというのです。

 なんだか概念的で小難しい話になったのですが、つまりは、現代において、浮気や不倫をするのは当然に近い背景があるんだよということです。

 前回のコラムで僕が言った、<結婚という社会制度にセックスという人間の根源的行為を閉じ込めるのは無理がある>ということと似ています。僕は、社会性をそこまで重視しない生き方をオススメするので、愛とか信頼の証といった意味を込めずに、その場で瞬間的に繋がるだけのセックスをしたいだけした方がいいよと思っちゃうのですが、セラピストはそうは言いません。浮気しないで済むための具体策を教えてくれていました。

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浮気を防ぐ3つの策

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イケるSEX

女子SPA!の人気連載「AV男優・森林原人の性活相談」がいよいよ書籍化!
経験人数10,000人超のトップ男優である森林原人が、セックスに悩める一般女性の質問に愛をもって答える。「イク感覚がわからない」「彼がゴムを付けてくれない」「“30代処女”は重い?」etc.
Q&A31本とコラム4本を収録。




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