
8年も彼女がいない間、性欲はどう処理しているのでしょうか。
「風俗に行ったり、あとはセフレかな。でもそういうのとは別に、ちゃんと彼女がほしいとは思う。彼女というか、結婚したい。この歳になると。俺みたいなクズでもよければ、だれでもウェルカム(笑)」
「だれでもいい」という人に限って、「全然だれでもよくない」というケースが多いですが、高山さんもご多聞に漏れず、好みのタイプははっきりしています。
「男に鎖をつけて引っ張り回せるような人がいいかな。基本は放置プレイで、でも俺が行き過ぎたときにはキュッと締めてくれるような人」
そんなにデキた女性はそうそういないと思いますが……。むしろ女はみんなある程度メンヘラ気質のような……。それはさて置き、どんなときに彼女が欲しいと思うのでしょうか。
「体調が悪いときとか、週末の夜、一人でご飯作って食べてるときかな。料理の腕だけ無駄に上がっちゃって、なかなか虚しいものがあるよ(笑)」

そんな高山さん、じつは有名企業の御曹司。お金目当ての女性がわんさかいると思うのですが。
「家のことは言わないからね。仕事上、言ったほうがスムーズにいくときは言うけど、女性にはまず言わない。それで好きになられても違うだろって思うし、実家に金があっても、それは自分自身の価値ではないから。自分が向上しないと意味ないよね」
も、勿体ない……! 実家の名前を出せば、明日にでも結婚できるだろうに……。そこがカッコいいというか、不器用というか、宝の持ち腐れというか。わたしが結婚してほしいくらいです(実家バリューで)。
結婚できない男性のなかには、高山さんのようなお宝物件もあります。独身女性のみなさん、諦めずに宝探しの旅に出ましょう!
※「第15回出生動向調査」。2015年6月に自計式調査を行い、回答者のうち18~34歳の独身の男女5276人が回答。交際相手がいない割合は、男性69.8%・女性59.1%だった。2010年調査と比べて、男性=8.4ポイント増、女性=9.6ポイント増と、急増している。
ーシリーズ・急増する「恋人がいない」男女の肖像【10】ー
<TEXT/尾崎ムギ子>