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セックスレスの愛人関係?「一文ナシだから抜け出せないんです」

ネジレた関係の中で

閉じ込められた女性 Bの会社から給料を出せるほど、まだ儲(もう)けは出ていないようですが、調子は上向きだとアユさんは笑顔で話していました。来月あたりから月20万円くらいは貰えるので、ようやく無職を脱出できる、とも。 「よくよく考えたら、Bのポケットマネーからですが、住居手当も出るわけで至れり尽くせりですよね(笑)でも、なぜここまでしてくれるのか。私をどうしたいのか。それはよくわかりません。Bは週の半分はうちに泊まっていますし、仕事もプライベートもすべて彼の管理下に置かれてます。それこそ、これは愛人として囲われてると言っていいかもしれません。でも、相変わらずセックスはしないし、Bはもうすぐ結婚するんですよね……」  男女の関係がいろいろな形がでてきて、多様になって来ているとはいえ、このケースは周囲からは理解できないネジレた関係ではないでしょうか。

踏ん切りがついた現在…そしてこれから

決心「この2年で、好きな人ができたことはありますよ。でもBがそれを知ったらって思うと、それ以上踏み込めなかったんです。少し前までは、Bが好きだったからだと思います。  でも今は、Bが結婚するってことで、ちょっと覚めちゃったかな。この生活を手放すことになったらっていう気持ちの方が大きいですね。今Bに手を引かれたら、私は一文無しですから。もし、今の私を経済的にも丸ごと面倒見てくれる男性が現れたら、次こそは恋に落ちれるかもしれません」  話を聞いていて、アユさんがBのそばから離れていくのは時間の問題のような気がしました。Bの結婚がアユさんに踏ん切りをつけさせ、もはやBを金づるとしか捉えていないようです。  しかし、そうはいってもアユさんは次もまた、似たような状況に陥ることになるような気がしてなりません。彼女の「面倒を見てくれる男性」ではなく「向き合ってくれる男性」が現れることを、切に願うばかりです。 ※「第15回出生動向調査」。2015年6月に自計式調査を行い、回答者のうち18~34歳の独身の男女5276人が回答。交際相手がいない割合は、男性69.8%・女性59.1%だった。2010年調査と比べて、男性=8.4ポイント増、女性=9.6ポイント増と、急増している。 ーシリーズ・急増する「恋人がいない」男女の肖像【11】ー <TEXT/もちづき千代子>
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