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小林麻央の“がんとのつきあい方”に、高須克弥院長は「大正解だね」

 今まさに乳がんと闘っている小林麻央。ブログで病状や心境を逐一明かし、それが毎日のように報道される――こういう”がんの実況中継”は初めてではないでしょうか。

 もし自分が、家族が、がんになったら…? 高須クリニック・高須克弥院長の当連載、今回はがんについて聞きました。代々医者の家系で、自身も奥さんをがんで亡くしている高須院長は、小林麻央の現在をどう見るか。教えて、かっちゃん!

高須院長

介護老人保険施設「高須ケアガーデン」にて

小林麻央の病とのつきあい方は大正解



――小林麻央さんが、闘病の様子を明るくブログでさらけ出しています。医者として、どう感じますか?

高須「うちの女房もがんだったからね。みんな知ってる通り、がんって転移すると手がつけられないことが多いんだよ。医者としてもアドバイスをしにくい。

 そうなると、自然に任せていかに明るく楽しく過ごすか、ってことが大事。素人は『絶対病に負けないよう闘え』とか言うけど、最終的には、自然に任すしかない。命のことはわかんないよね。運だよね。

 当人は、それを百も承知だと思いますよ」

小林麻央

10月18日、抗がん剤をやめて眉毛やまつ毛が生え始めたことを報告(小林麻央ブログ http://ameblo.jp/maokobayashi0721/)

――麻央さんと家族は、病気のことをずっと隠していましたが、今年6月に海老蔵さんが会見で明かし、9月1日からは麻央さん自身がブログを開設して吹っ切れたかのようにオープンにしましたよね。

高須「彼女のやり方は、大正解だと思いますよ。病気に対してなげやりでもなく、変に挑戦的でもなく、ちょうどいい落としどころ。

 僕も、同じ状況だったらああいうふうにオープンにしたいね。でもあれ、じじぃがやっても可愛くないよね(笑)。若くてきれいな女性がやってるから感動するわけだからね」

――海老蔵さんのふるまいも感動を呼んでいます。もし、家族ががんになったら、どういう態度を取ればいい?

高須「その人次第かな。僕だったら、あとどのぐらい生きられるとか全部話してほしい。そのあいだに、いろんなことを片づけたいから。でも人によるよね。僕だって、何度も死にかけてる。遺言状を何度も書いてますよ」

――えっ。一番最近、死にかけたのはいつですか?

高須「つい最近。この6月に緊急入院して死にかけたよ。感染性肝嚢胞っていう病気で、がんよりたちが悪いっていうか、なんで起こるかわからないんだもん。みんなもう死ぬと思ったんだね、入院してるあいだに僕のウィキペディアの書き込みの量が増えてたよ(笑)。

 僕が死んだら、現金の遺産はぜんぶ奨学金とかにいくの。20億円ぐらいかな。で、ゴルフ会員権とか三輪バイクの『トライク』は、西原(理恵子)にあげる遺言状を書いたんだけど、そのトライク売っちゃったからね(笑)。遺言状を書き直したよ」

最後まで希望を持つ、ということの意味



――高須院長は、著書のなかで「患者には希望しか与えてはいけない」と書いてますよね。医者家系である高須家の言い伝えだそうで。

高須「そりゃそうだよ。医者は患者の癒しにならないといけないの。うそはつかないけど、どっかに可能性を残しておかないと。死ぬ寸前だとしても、ちょっとでも可能性を残さないといけない。

 その点、僕は強いよ。だって僧侶もやってんだもん(※)。ある時点になったら、『あの世っていう、いいところに行けますよ~』って話すの。じいさんばあさんで『それを聞いて救われました』っていう人、多いですよ。普通の医者は現世のつらい話しかしないけど、高須先生は楽しそうな話をしてくれる、って」

高須院長僧侶姿※高須院長は2011年に浄土真宗の僧侶として得度を受けている。

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 命について医学で解決できることは限られている…ということを、医者が一番よく知っているのです。

「人間は2度死ぬ。一度めは肉体の死。二度目の死は、皆の記憶から消えたとき。記憶に残っているあいだは生きてるからね。僕は死んだあと何年かしてNHKの朝ドラにしてほしいな」と高須院長。

 ドラマのタイトルは『Yes!かっちゃん』ですかね。

【高須克弥氏・プロフィール】
1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。著書多数。

<TEXT/女子SPA!編集部>
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高須克弥
【プロフィール】 1945年生まれ、医学博士。高須クリニック院長で美容外科の第一人者。最新の美容技術を、自ら試して普及することでも有名。近著は『ダーリンは71歳 高須帝国より愛をこめて』、『炎上上等』、続編で最新刊の『大炎上』など




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