Beauty

トレンチコートが“おじさんっぽく”見えない、女らしい着こなし術

「戦うこと」はかっこ悪い

 コレクションを見ていると、デザイナーたちがいかにトレンチコートから戦闘イメージを消すか、必死に考えているのかがわかります。そのためには何でもします。素材をレースにしてみたり、シースルーにしてみたり、トレンチコートだか何だかわからないように解体してみたり。それは全部、トレンチコートで戦わないようにするためです。 ⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=649355 バーバリー トレンチコート レース画像:バーバリー オンラインショップ(ラッフルディテール マクラメレース トレンチコート)  ほかの軍服も同じです。モッズコートでも、ボンバージャケットでも、戦いから遠く離れることがデザイナーたちの目的です。  なぜそういうことをするかというと、そうやって戦うことは格好悪いと訴えているのです。もうそういうことはやめましょうと言っているのです。そしてそうじゃないほうが格好いいよと、そのほうがおしゃれだよと、もっと賢く優雅にいきましょうよと、彼らは私たちに提案しています。そしてそんな着こなしが、21世紀のもっともおしゃれなトレンチコートの着こなしです。  トレンチコートにドレスを合わせるなんて、男性にはできません。どうせなら、男にできない着こなしをしようではありませんか。男と同じなんてつまらない。なるべく男とは違う着こなしをして、トレンチコートのおしゃれを楽しみましょう。 <TEXT/小林直子> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】 【小林直子】 ファッション・ブロガー。津田塾大学学芸学部国際関係学科卒、文化服装学院卒。東京コレクション参加ブランドのパターンナー、大手アパレル会社の企画室を経て独立。現在、湘南エリアを中心に独自に開発したメソッドによるファッション・レッスン、各種ワークショップを開催するなど活動中。ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール
小林直子
ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
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