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西麻布で小銭を稼ぐキラキラ女子の生態とは?アラサー“西麻布難民”も…

 ライター、合コンコンサルタントとして数々のウェブメディアで連載を持ち、テレビや雑誌などの出演でもおなじみのマドカ・ジャスミンさん。そんな彼女が、夜な夜な東京で目撃した男女の人間模様をドキュメンタリー形式で綴ります。

 第1回目は、港区・西麻布に出没する“ギャラ飲み”女子たちと、アラサー“西麻布難民”予備軍のお話です――。


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西麻布難民 今年もまた春が近づいている。夜の花園に、また新しい見目麗しい蝶が翅(はね)を羽ばたかせ始める時期。そして、消えていく時期でもある。若さという期限付きの翅を羽ばたかせて、今夜も彼女たちは宙を舞う。

 蝶が舞う地上で聞こえるのは、「あー、元グラビア? でも、アラサーだろ? そのコ」「いきなり結婚チラつかせられるのはなあ、それよか今からJDと飲むけど来ないか?」「お、いいね」。

 蝶は何も知る由はない。

西麻布で「ギャラ飲み」に向かう20代前半の女性たち



「今日って誰くるんだっけ?」
「んっとねー、経営者だっけ、たしか30歳ぐらい」
「若いなー、飲み方えぐそう」
「ね! 早めに抜けたいなあ」

 西麻布交差点で止まったタクシーの中でそんな会話を繰り広げる、およそ20代前半の女性たち。パッと見の系統はバラバラなものの、4人集まって歩いていれば目を引くレベルの容姿だ。

 ここは港区西麻布、金曜日ともなれば彼女たちのような女性を多く目にする街。

 時刻は20時、この街が目を覚まし始める時間だ。

女性 彼女たちがどこに向かうかというと、「食事会」「飲み会」「接待」「合コン」「ギャラ飲み」…呼び方は色々あるものの、言ってしまえば、年上男性たちと飲み食いする以外の何物でもない。

 この街の客単価からして、その男性陣はいわゆる“ハイスぺ”リーマンから、経営者、芸能人を含めた業界人など。SNSの普及によって感覚が麻痺している人は、「え? 普通でしょ?」と思ったかもしれない。けれど、一般的な20代前半の女性からしたら、そういった人たちとの接点をどこで作るのかすらわからないことが普通だ。

 冒頭の4人も、もれなく麻痺している部類だろう。

何枚かの万札を手に、にこやかに帰っていく



「こないだ飲んだあの俳優が……」「あの会社の○○さんが……」。お酒と色恋、夜に映えるネオンで塗り固められた言葉を交わし合う。

飲み会 面白いのは、麻痺しているとはいえ、“カラダ”の話題があまり出ないこと。そう、会があるごとにカラダを許すのは、この街で若さを振りまく女性としては三流だ。

 にこやかにグラスに口をつけ、カラダを寄せ合い、時にピリッとしたジョークを言って、かと思えば、男性陣が喜ぶような曲を歌い踊る。そして時間が来たら、「ありがとうございましたー!」と、まるでアイドルのような笑顔と手振りで、渡された何枚かの福沢諭吉を手に、軽やかに帰っていく。

 その会の感想をワ―キャー言いながら、一人が口を開く。「あのバンドの○○くんが今から飲もうだって!」。時刻は24時前、西麻布がようやく動き出す時間。

マドカ・ジャスミン

マドカ・ジャスミン

 金曜日だけではなく、西麻布は基本的に平日に賑わう。特に水木金の3日間は、「平日なのか!?」というぐらいお店が満席なことも少なくない。上に挙げたような集まりが平日開催されるのもよくあることだ。水曜日の22時スタートなんていうのもザラにある。

 平日の集まりでも、彼女たちのような女性は必ずいる。社会人女性もいるが、基本的には大学生。世間的に見て、可愛いかったり、綺麗な子たちが大半だ。

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アラサーは、お呼びがかからない「西麻布難民」に…

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