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全身が火だるまに!中国の療法「火療」を東京で体験してきた

 施術をしてくれるのは管先生の生徒でもあり、東京の王子で火療のコースも設けている整体リラクゼーションサロン『森の花』を経営している殷明岩さんです。  大々的に火療のことは謳ってないものの、口コミで火療を受けに来る在日中国人や地元日本人もすでにいるのだとか。  被験者はわたくし、記者M。座っての原稿書きが多いせいか慢性的な腰の張りに悩まされています。そのため、背中に火療を施してもらうことにしました。

いよいよ着火!熱い?熱くない!?

 マッサージ用の、顔のところに穴が開いている施術台にうつ伏せで寝させられると、背中をラップで覆われ、その上からさらに蒸しタオルを載せられます。すでに蒸しタオルだけでもじんわり温かくて気持ちいいくらいです。これからここに着火される……と思うと気もそぞろになりますが。  蒸しタオルの上から、医療用アルコールが掛けられているのを背中で感じます。経絡の流れに沿ってかけるということで、ここらへんはちゃんとした指導を受けた技術者じゃないとできないんだとか。 「老廃物が溜まって経絡の流れが滞っている場所は、火の勢いが弱いんですよ。熱が通ってくると、経絡が開いてくるので全体的に同じ火の勢いになるんです」(管さん)
「背中が煤けてる」どころか燃えまくってる!

「背中が煤けてる」どころか燃えまくってる!

 さて、そのままうつ伏せになっていると、「カチッ、カチッ」という音がします。あ、これはあれだ。「チャッカマン」的なもので火をつけてる音ですね……。その後、背中を火が這うようなチリチリという音もします。でも思ったより熱くない! 「当然ながら、人体に直接火をつけてるわけではないので、火傷することはありません。それに、見た目のインパクトから火が上がってる写真が多いんですが、ずっと燃やしっぱなしなわけではないんですよ」(殷さん) 火療体験 そう、一度炎が上がると、その炎に覆いかぶせるように蒸しタオルを載せていくんです。ハタから見ると、蒸しタオルで火を体の中に押し込んでいるような感じです。この作業を繰り返すわけです。

思ったより熱くないけど、6回も火をつけられた

 思ったより熱くはありませんが、2回、3回と繰り返されるうちに、蒸しタオルで覆われた体がまるでサウナか岩盤浴でもしているかのようにジンワリと暖かくなってきました。  気がつけば汗もかなり出ています。蒸しタオルと炎による熱気のせいか、取材当日咳が出ていたんですがいつの間にか咳も治まっている気が……。  炎の様子を見ながら何回繰り返すかは個人差があるようですが、記者は6回くらい火をつけられたでしょうか。6回目にはさすがにかなりの熱気になっており、すべて完了して蒸しタオルを剥がされたときはなんとも開放された気分になりました。  しかし、ここで終わりではありません。
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※「森の花
営業時間: 11:00~3:00
住所:東京都北区王子1-13-15 岡安堂ビル301
電話番号:03-6903-3795
HPには火療コースはないため、店頭か電話で問い合わせるか全身コースなどで予約の上、店頭でそれを告げてください。
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