あなたの写真をスター級に…伝説の写真館「アルクール」体験記
自分や家族を、最高の写真に残したい…そう思う人にとって憧れの写真館があるのをご存知でしょうか。それはパリにある「Stagio Harcourt(スタジオ アルクール)」。世界のセレブから、一般の日本人女性までが撮影に訪れるアルクールとは?
「パリの田園調布」と称されることもある、パリ「16区」。ここは凱旋門を境に南西に広がる地区で、自然を満喫できる美しいブローニュの森などを擁するとともに、オスマン調と呼ばれるシックなアパルトマンが立ち並ぶ閑静な高級住宅街でもあります。
この16区に、世界のセレブが訪れる伝説の写真館、「スタジオ アルクール」があります。
フランスの哲学者ロラン・バルトは1950年代に「フランスにおいては、アルクールで撮影しないうちは俳優ではない」という言葉を残しました。
その言葉通り、カトリーヌ・ドヌーヴやジャン・レノといった銀幕のスターはもちろん、元F1レーサーのジャン・アレジ、サッカー・レアル・マドリードの監督のジダン、有名なシェフのアラン・デュカスや著名な政治家たちがこの写真館に足を運んでいます。
⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=676435
世界中が注目したモナコ前大公とグレース妃の成婚時のポストカードは「アルクール」で撮影したものが使われましたし、画家のレオナール・フジタはフランス国籍を取得した年にこちらで記念の撮影を行っています。
VIPたちは「アルクール」の技術が紡ぎ出すモノクロの美しい写真に信頼を寄せ、自分の、そして家族の記念すべき瞬間を“写真”という永遠のものに残すために、ここを訪れるのです。
じつはこの「アルクール」、スターのみならず、一般の人々も撮影を行っています。
白亜の邸宅一棟を贅沢にデザインした「アルクール」のスタジオ。まずは赤いカーペットが敷かれた大階段が来訪者を迎え入れます。圧巻は、吹き抜けを利用しての過去にこちらを訪れた銀幕のスターや著名人たちの写真の展示、そして洗練された「ダロワイヨ」のカフェなども目を引きます。
パリ在住のフリーアナウンサー中村江里子さんも、先日、結婚15周年の記念の1枚をと考えて、夫のバルトさんと二人で初めて足を運びました。
5年前の結婚10周年は「2度目の結婚式」というテーマで、実際に結婚式をあげた南仏の教会やレストランで、お子さんたちも一緒に、双方の家族や友人たちを招いて記念のセレモニーを楽しんだ江里子さん。
節目の年ではいつも何かしたいと夫婦で話してはいたものの、5年はあっという間です。そこで、15周年はあまり大がかりなことはせず、別の形で記念になることを…ということで「アルクール」で夫婦の記念撮影を思い立ったと言います。
じつは、ロラン・バルトは夫のバルトさんにとっては祖父の従兄弟にあたり、縁(ゆかり)を感じる場所でもあります。
それまで「アルクール」の存在は知っていても、一般の人を撮影してもらえるとは思っていなかった江里子さん。当日は少しの不安と緊張と期待でいっぱいの撮影となりました。その詳細はライフスタイルムック『セゾン・ド・エリコ Vol.6』でもリポートしていますが、ここでは撮影の流れと最高の写真をご紹介しましょう。
モナコ王室や世界のVIPが愛する写真館


夫婦のいまの姿を1枚の写真に

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