カオリ:リレーションをつくるコツは、バッグとか靴とかベルトとか、そういう洋服以外のものっていうか、そんな感じでしょうか?
赤いスニーカーと、バッグに巻いた赤いスカーフ 画像:WEAR
小林:洋服でもいいです。例えばネイビーのジャケットにジーンズ、それに白地に赤とネイビーのボーダーシャツと赤いバッグ、洋服の一部に赤い色が入っていてもいいし、もちろん全部赤でもいいわけです。
カオリ:その場合、靴は何色にするんですか? ネイビー、赤、白?
小林:どれでもいいです。赤を強調するなら赤でもいいし、赤い靴なんて持ってないなら、白でも構いません。
カオリ:ネイビーのジャケットとジーンズに白いTシャツと赤いバッグ、それに靴が赤だったら、白だけ一つになっちゃうんですけど、それでもいいですか?
小林:すべてのものが何かとリレーションをつくらなきゃいけなってわけでもないので、全身で3色以内だとしたら、白だけが1点になっても問題ありません。
リレーションはバッグ、靴、ベルト、帽子、スカーフでつくることが多いです。けれども、これも絶対そうでなければいけないというわけではなくて、ただそういう場合が多いという程度です。
カオリ:じゃあ、とにかくまずは全身を3色以内にして、あとは例えば靴とバッグを同じ色にするとか、バッグと帽子を同じにするとか、そんな感じにすればいいんですね。でも例えば、仕事に行くときなんか、赤みたいな派手な色は使わないんですけど、そういうときはどうしたらいいでしょうか?
小林:リレーションは別に派手な色でつくる必要はないので、黒なら黒でもいいし、シルバーでもいいですよ。
カオリ:黒だったら、黒い靴と黒いバッグ、黒い帽子みたいな、そんな感じですか? なんか普通っぽいですね。
小林:普通ですけど、オフィシャルな感じはするので、お仕事へ行くときなんかには、その程度でも、意識しないで適当に選ぶよりはおしゃれに見えます。
カオリ:なるほど。あと、最初に言ってた、柄とかシンボルのリレーションってなんでしょうか?
小林:洋服の場合、リレーションは色でなくてもいいのね。例えばボーダーだったら、ボーダーのTシャツと靴下とか、水玉だったら、水玉のブラウスと水玉の傘とか、柄同士でリレーションをつくってもいいです。
とにかく
なんでもいいから自分が好きなものを集めればいいのね。同じように自分が好きなシンボル、例えばリボンモチーフが好きだったら、いつもリボンがついているものを選ぶとか、そんなものでもいいし、鳥が好きなら鳥で、ハートならハートでリレーションをつくってもいいでしょう。
カオリ:ハートばっかりだと、なんかくどそうですね。
小林:そうね。シンボルの場合は、あんまり多いとおかしな感じがするから、例えばバッグのチャームと靴下のポイントの刺繍とか、ポーチの柄とか、そんな程度にしたほうがいいでしょうね。
カオリ:ポーチもいいんですか?
小林:もちろん。自分を一枚の絵のなかにいると考えてください。その絵のなかでリレーションができていればいいわけ。