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1円単位のワリカン!アラフォー男の金銭感覚にア然…【シングルマザー妊活】

昨夜の気まずさとは一変、誠実な態度にキュン

気まずい 翌朝、気まずさに目も合わせずギクシャクしてしまう私でしたが、 A「昨日はゴメンね。俺、急がないから。志乃ちゃんのタイミングで。」 と私の目を真っ直ぐ見つめて言うのです。 「あれ!? 怒ってない!? しかもなんかいいかんじ!?」  その真摯な姿にキュンとし、「あぁ、私の妊活もそろそろ終わりを告げるのかしら……」と期待に胸を膨らませていました。  しかし、そんな淡い期待を抱いたのも束の間、数時間後には大後悔することに……。

今まで完璧だったのに!最後の最後で目がテンに…

 それは、帰りのサービスエリアでトイレ休憩をしていた時のこと。  A君がおもむろに出してきのは、領収書の束! よく見ると、前日からの飲食代や、観光先で支払った数百円の入場料、宿代、酒代、ガソリン代、高速代と、とにかく今回にかかった全ての領収書を出し、スマホの計算機でせっせと計算し始めたのです。まさか!? とは思いましたが、そのまさかでした……。 レシートA「じゃあ清算するね。38723円もらっていい?」 私「え? あ、うん……。」  私の引きつった顔にはまるで気付かず、笑顔のA君。その後、帰宅するまで私が無言だったのは言うまでもありません。  ワリカンが悪いとは思いませんが、何も1円単位までしなくても……。私がワリカンする時は、こちらが多めに払い、残りを相手に出してもらうという形にするのになあとモヤモヤ。至れり尽くせりだった上、必ずおごって! とはいいませんが、この1円単位のワリカンは彼との金銭感覚の違いをまじまじと感じた瞬間でした。家族になる上で、お金に対する感覚の違いは大きいですよね。  ということで、今回も残念ながらお相手に至らずという結果になりました。 <TEXT/杉沢志乃> 【杉沢志乃(すぎさわしの)】 35歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。以後シリーズ3まで出版。映像メーカー広報部を経て、現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長となる
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