家族3人+1名が集まった、ある日のこと。ふと将来の話になったとき、父は「同棲するならマンションでも買えば? それもウチ(実家)の近くにさ」と、ためらいなく発言するではありませんか。
その発言はつまり「結婚しろ、そして、こちらの家の近くで基盤を作れ」と遠回しに言っているようなもの。
仏の彼は「そうですねー、マンションですかーいいですねー……」と変わらず穏やか。脇で「え? ちょ、ま! いらん、ていうか……」と慌てる私。
深読みしすぎなのか? そもそも、結婚というキーワードに負の感情を持ちすぎているだけなのか。淡々と交わされる男の会話に、一人飲み込まれるワガママ娘。
自分の親からは婚約中とみなされ、彼はデキたら婚に賛成はしても協力的ではない。この現状をスムーズにおさめるには、いっそ結婚した方が楽になるかもしれない。
そんな発想が浮かぶと、改めて向き合うべきは結婚に絶望している自分の心です。正直、今でも
結婚と聞くと背筋がゾッとなる感覚があり、共同生活が怖い。この感情はどこからくるのか。
もしかしたら親の本当の狙いは、自由すぎる発言をして結婚をせかしたいだけでなく、しっかりと娘が将来を考えることが狙いだったのかもしれません。そう考えると、親ってやっぱり偉大なんだなー。
<TEXT、イラスト/おおしまりえ>
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【おおしまりえ】
水商売やプロ雀士、素人モデルなどで、のべ1万人以上の男性を接客。現在は雑食系恋愛ジャーナリストとして年間100本以上恋愛コラムを執筆中。
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@utena0518おおしまりえ
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