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バナナダイエットと低炭水化物ダイエット、正しいのはどっち?流行りの方法を医師が採点

ブームが定着した「酵素ダイエット」は「最低にダメ」な1点

 他、食べたものとその量を記録する「レコーディングダイエット」の格付けは7点。理由は「自分が普段食べているものを総点検できる。書くだけなら健康に害はない」。  そのほか、「酵素ダイエット」や「ふくらはぎ(もみ)ダイエット」は、まさかの1点で「最低にダメ」評価。  「カーヴィーダンス」「モムチャンダイエット」のような運動系も取り上げられています。  やはり楽して痩せる道はないのでしょうか。

「科学的に正しいダイエット」は、やっぱり地味だった…

 最終章に岡田氏が勧める「科学的に正しいダイエット」が載っています。地味でオーソドックスなダイエットだろうな、と予測したらまさにその通り。  具体的には同書を見てほしいですが、要するに「筋トレなどの適度な運動と、バランスのいい食生活」。科学的って言うから最新トレーニングとかを期待しちゃいました。ダイエットも原点が大事なんですね。  食品選びも「たんぱく質、炭水化物、脂肪の三大栄養素のバランスを絶対に崩さないこと」が第一条件。絶対に崩さないこと!ってアンタ、これができてれば太らないですよ。なんて愚痴っているから痩せないんですよね。  本書を読むと、イベント的なダイエットがいかに無駄かわかります。そしてダイエットに近道はないということも。  同書を読むと、短期決戦ダイエットなどはヤル気がなくなっちゃいました…。ダイエットは、すなわち生活の立て直し、という基本を痛感させられる一冊です。 <TEXT/森美樹> ⇒この記者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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