若手芸人と“一線を越えたい”女性たち「売れてなくても体だけでもいい」
別れを切り出したら彼がアッサリ引き下がった理由
J子さんは彼以外の芸人と繋がることはその後もありませんでしたが、1年ほど前に友人の紹介で知り合ったIT系のサラリーマンと付き合い始め、関係を持つことも芸人のおっかけも止めてしまったそうです。
それを彼に告げたところ、束縛が強かったわりには驚くほどアッサリ引き下がったとか。その理由についてJ子さんはこう分析していました。
「彼らは一般的には知名度もないしお金もないわけで、そうなると真っ当に稼いで生活している同年代にはかなわないっていう後ろめたさがあるのかなって思いました。結局、若手芸人ファンという狭いフィールドでしか通用しないことを、自分でもわかっていたのかもしれません」
若手芸人と関係を持ちたがる女性たちが絶えない
とはいえ、若手芸人たちと関係をもちたいと望む女性たちは後を絶ちません。
「何といっても、若手芸人は一緒にいて面白いんです。話術に長けてるし、盛り上げ方も知っているので。
また、ライブで彼らは私生活についても正直に語ったりするので、行動や考え方も一方的にではあるけれど知った気になれるんです。下手すると一般の男性と同じように身近な存在に感じやすいんですよね」
若手とはいえプロとして舞台に立つ芸人は、女性の心をつかむ術に長けているうえに、モテたいという欲を隠すことがありません。一般の男性が平凡に見えるのか、草食すぎて手ごたえがないのか「芸人以外の男に興味が持てない」という女性ファンが多いのも頷(うなず)ける部分があります。
そう考えると、観客数十人という狭いコミュニティの中で生まれてくる”カキタレ”は、今後も増え続けていくのかもしれません。
<TEXT/もちづき千代子>
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フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama
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