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ゴミ屋敷に平気で住む男、年収800万。結婚はアリ?【シングルマザー妊活】

会ったばかりの男の家に上がりこむ娘と私

 ゲンキンな娘のお蔭で急遽S宅に行く事に。完全にアンパンマンに釣られた娘は、さっきまでの人見知りとは打って変わり、Sと手を繋ぎルンルンと私の前を歩いている。この子、将来どうなっちゃうのかしら……と心配になる母をよそに、今日会ったばかりの男の家に上がりこむ娘。  と、部屋に一歩足を踏み入れた途端、驚くべき光景が広がっていたのです。 驚きS「ごめん。ちょっと散らかってるけどゆっくりして」  とは言われたものの、開いた口がふさがらないとはまさにこの事。そこはゴミ屋敷一歩手前の、足の踏み場もない超絶汚い部屋だったのです。ソファーの上には脱ぎ捨てられた服が積み重なり、テーブルの上にも郵便物やコップが散乱。床には、どこの毛か分からない怪しい毛が散らばっていて、あまりの乱雑さに苦笑いするしかない私。 私「泥棒……が入ったわけじゃないよね? ハハ……」  どちらかと言うと潔癖な私には耐えがたい環境。とてもじゃないけど、腰を下ろす気にはならなかったのです。思わず部屋の奥に入ろうとする娘の腕を引っ張り、これ以上ホコリを吸わないように鼻と口をタオルで覆いました。 私「ゴメン。やっぱり帰るわ。時間もアレだし……」  と言ってそそくさと部屋を後にしたのです。  どんなに性格が良くても、お金があっても、私は部屋が汚い人(掃除のできない人)だけはどうしても受け入れられないのです。もし一緒に住んだら……なんて想像するだけで地獄です。やっぱり片付けの価値観って大事ですね。 <TEXT/杉沢志乃> 【杉沢志乃(すぎさわしの)】 36歳。東京生まれ。ナンバーワンホステス時代に独学で行政書士試験に合格。25歳で小説『キャバクラ嬢行政書士の事件簿』(ゴマブックス)を出版し、翌年『キャバギョ!』でDVD化。現在は女性向け映像メーカー「ラ・コビルナ」の代表取締役社長を務める。
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